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2024.04.22 選手強化

2024年度JOCエリートアカデミー入校式を開催

17期生は2競技2名が入校(写真:アフロスポーツ)
17期生は2競技2名が入校(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は4月7日、味の素ナショナルトレーニングセンターウエストにて「2024年度JOCエリートアカデミー入校式」を開催しました。

 JOCエリートアカデミーは、将来オリンピックをはじめとする国際競技大会で活躍できる選手を育成するための事業。ハイパフォーマンススポーツセンターを拠点に「競技力」の向上はもちろん、語学力やスポーツの基礎知識などの教育プログラムを実施するとともに、共同生活をおくりながら人を引き付ける「人間力」を身に付け、スポーツを通して社会の発展に貢献できる人材を育成することを目的としています。

主催者代表として星香里JOC常務理事が挨拶(写真:アフロスポーツ)
主催者代表として星香里JOC常務理事が挨拶(写真:アフロスポーツ)

 今年度新たに加わった17期生は2競技2名で、JOCエリートアカデミー生は総勢6競技22名になりました。国歌斉唱に続いて、星香里JOC常務理事が登壇し、JOCエリートアカデミーの理念を説明すると「お二人にはぜひ、ロサンゼルス2028大会、そしてブリスベン2032大会での活躍を目指してほしいと思いますが、オリンピックという目標に向かって歩いていく途中では苦しいこともあるかもしれません。しかし、お二人の周りには仲間や先輩方、コーチ、競技環境を整えてくださる方々、日々の生活を支えてくださる方々、学校の先生や友達、そして離れていても応援し続けてくれる家族、そのようなたくさんの味方がいます。ですから安心して進みたい道を一歩ずつ歩いていってください」とエールを送りました。加えて、JOC選手強化本部のスローガンである『人間力なくして競技力向上なし』を紹介したうえで、「この言葉の意味を考えて自分の行動に反映していき、そして素晴らしいアスリートに成長していってほしいと願っています」と期待の言葉をかけました。

来賓代表としてスポーツ庁の⽇⽐謙⼀郎競技スポーツ課長が挨拶(写真:アフロスポーツ)
来賓代表としてスポーツ庁の⽇⽐謙⼀郎競技スポーツ課長が挨拶(写真:アフロスポーツ)

 続いて、来賓代表としてスポーツ庁の⽇⽐謙⼀郎競技スポーツ課長が登壇。「皆さんは全国から選ばれ、そしてここでトレーニングを積むことができることに大いに誇りを持ち、自分の力を思う存分伸ばしてください。そして、初心を忘れることなく、目標や夢に向かってまっすぐに突き進んでください。また、皆さんは1人ではありません。離れていても温かく見守ってくださる保護者の方々や学校の先生など、多くの方々に支えられているということを忘れずに、ここにいる仲間と切磋琢磨しながら競技や学業に励んでいただきたいと思います。皆さんがトップアスリートとして必要な人間力と高い競技力を備えて、将来、オリンピック競技大会をはじめとする多くの国際競技大会で活躍されることを期待しております」と、17期生に向けてエールを送りました。 

在校生を代表して歓迎の言葉を送った古庄日和子さん(写真:アフロスポーツ)
在校生を代表して歓迎の言葉を送った古庄日和子さん(写真:アフロスポーツ)

 次に、在校生を代表してキャプテンの古庄日和子さん(アーチェリー)が登壇し、「お二人は今、親元を離れること、大きく環境が変わること、これからやっていけるのだろうかなど、様々な不安を持っているかもしれません。それでも自らJOCエリートアカデミーへの入校を決めたことに、自信を持ってほしいと思います。皆さんには生活を共にする心強い仲間たちがいますので、困ったこと、何でもないことでもたくさん話をしてほしいと思います。そして、この素晴らしい環境で競技や生活が送れるのは多くの方々の支えがあってこそだということを忘れずに、感謝の気持ちとアカデミー生としての自覚を持って、生活を送ってください。ここでの生活はあっという間です。一瞬一瞬を大切にして、これから共に頑張っていきましょう」と歓迎の言葉を述べました。

 最後に、2人の入校生が自己紹介と決意表明を行いました。名前を呼ばれた入校生は将来の目標やJOCエリートアカデミーで学びたいことを力強く発表。出席者からは温かい拍手が送られました。

【17期生一覧】

■川村 悠夏(かわむら・ゆうか)
競技:ライフル射撃
出身:高知県
学校:成立学園高等学校
学年:1年

「私は小学5年生のときにライフル射撃に出会い、練習や大会を積み重ねるにつれ、オリンピックを目指すようになりました。私の目標は、オリンピックに出場し金メダルを獲得することです。そのために、このJOCエリートアカデミーという恵まれた環境を、3年間という限られた時間の中で最大限に活用し、目標の達成のために1日1日全ての時間を大切にし、頑張っていきます。さらに、いつでも感謝の気持ちを持ち、応援される選手を目指し、自分に甘えず行動します。そして、私が今この場に立つことができているのは、家族や友達、先生やコーチなど多くの方々の応援や支えの上で成り立っているということを自覚し、成長を感じてもらえるよう、日々一生懸命努力していきたいと思います。よろしくお願いします」

川村悠夏さん(写真:アフロスポーツ)
川村悠夏さん(写真:アフロスポーツ)

■上栁 結加(かみやなぎ・ゆいか)
競技:アーチェリー
出身:滋賀県
学校:北区立稲付中学校
学年:3年

「私は中学1年生のときにアーチェリーに出会いました。競技を始めたきっかけは母と一緒に体験教室に行き、強化選手に選ばれたことです。そのときにもっと強くなりたいと思い、JOCエリートアカデミーに入校することを決めました。私の目標は2つあります。1つ目は国際大会やオリンピックに出場してメダルを獲得することです。そのために1日1日の練習を大切にし、技術力を向上させていきます。2つ目は人として成長することです。具体的には睡眠や食事をしっかりとって規則正しく生活することや、普段から挨拶をしっかりとすることで成長していきます。これから4年間、感謝の気持ちを忘れずに、悔いのないようにしていきます。よろしくお願いします」

上栁結加さん(写真:アフロスポーツ)
上栁結加さん(写真:アフロスポーツ)

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