日本オリンピック委員会(JOC)は7月22日、日本オリンピックミュージアム(JOM)で、日本オリンピックミュージアム+(プラス)夏休み子ども企画シリーズ「勝ち飯®勉強会」 with 味の素を開催しました。
第1弾となる今回は、トップアスリートを“食”の面で長年支えてきたTEAM JAPANオフィシャルパートナーの味の素株式会社協力のもと、小学生の子どもたちと保護者を対象に、栄養バランスの良い食事について考えるワークショップと、オリンピックの歴史や価値についてアスリートと一緒に学ぶミュージアム見学会を開催しました。
※「日本オリンピックミュージアム+」とは、オリンピック・ムーブメントの発信拠点である日本オリンピックミュージアムが、競技団体、TEAM JAPANパートナーとコラボした「アスリートと一緒に学ぶコンテンツ」を提供し、参加者に楽しみながら自分と社会とのつながりを深めてもらうプログラムです。
当日は講師として水泳/競泳のオリンピアンで味の素(株)「勝ち飯®」契約管理栄養士の柴田隆一さんを迎え、ゲストアスリートにはTEAM JAPANネクストシンボルアスリートの郡司莉子選手(バドミントン)が登場しました。当日のプログラムは2部に分かれて、「勝ち飯®」勉強会と日本オリンピックミュージアム見学会が行われました。
■ワークショップ「勝ち飯®勉強会」
勉強会は楽しいクイズ形式で進み、柴田さんから出題される食事に関する問題に、多くの子どもたちが元気よく手を上げて答えていきます。郡司選手も一緒にクイズに参加し、子どもたちと一緒に楽しみながら食事について学びました。柴田さんがクイズを通して、味の素(株)がJOCと取り組む日本代表選手等を支援する「ビクトリープロジェクト®」や、目標達成のためのバランスの良い食事『勝ち飯®』について、子どもたちや郡司選手に質問も交えながらわかりやすく解説。時にはスライドに突如映し出されたある朝食が誰のものなのかを予想するという超難問(?)も登場するなど、勉強会は終始和やかな雰囲気で進んでいきました。
柴田さんは目標を達成するために必要な要素として「栄養」「休養」「練習」の3点を挙げ、自身の現役時代の経験も交えつつ、この3つのうち一つでも欠けてしまわないように意識することが重要と語りました。さらに具体的な食事のメニューとして「5つの輪作戦」と題し、「主食」「主菜」「副菜」「汁物」「牛乳・乳製品」をバランス良く摂ることが重要であると語りました。またここでは「汁物」に注目。味の素(株)から提供いただいた“だし湯”を子どもたちや保護者の皆さんと実際に試飲しながら、消化促進や胃腸を守り目的に応じて様々な具材を工夫できる便利な「汁物」の効果を体験しました。ワークショップの終盤では、参加者の皆さんに撮影してきてもらった食事写真を見ながら、1日の3食(朝昼晩)のバランスなどを一緒に確認していきました。
終わりに柴田さんは「今日皆さんがいろいろと勉強したり体験したことを、楽しかったで終わってしまうと少し勿体ないので、ぜひ振り返ってみてください。皆さんすごく栄養のことをしっかり理解していて、すごいなと思います。皆さんがそれぞれの目標を達成するために、栄養バランスの良い食事で日々を充実させてください」とメッセージを送りました。
■日本オリンピックミュージアムを見学
次のプログラムでは、柴田さんと郡司選手、子どもたちが一緒にオリンピックの歴史や価値について学ぶミュージアム見学会が開かれました。見学会では「オリンピックって何だろう?」という問いかけのもと、オリンピックシンボルや各大会の聖火トーチなどの展示品を見学し、自分なりのオリンピックについて考えを深めてもらいました。そして「オリンピックゲームス」エリアでは、子どもたちがジャンプコーナーやシンクロコーナーなど、オリンピアンの身体能力に挑戦し、盛り上がりました。
見学終了後には、参加した子どもたちと柴田さん、郡司選手で記念撮影が行われました。最後に柴田さんからは「本当に子どもたちが積極的で何より目が活き活きと輝いていて、僕自身もまた頑張ろうと思えましたし、活力をもらえました。子どもたちには今日の話を夏休みの自由研究の参考にしてもらったり、一度自分で食材を考えて作ってみるとかそういったきっかけになってくれたら嬉しいです」とコメントし、郡司選手は「ミュージアムでの見学の時、バドミントンのことについてたくさん質問をされたり、子どもたちの学ぶ姿勢をすごく感じて、私も頑張ろうと改めて思いました」とコメントし、イベントが締めくくられました。
関連リンク
CATEGORIES & TAGS