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2021.08.08 オリンピック

【メダリスト会見】野球・稲葉監督「世界中に日本の野球の強さを見せたいと思っていた」

【メダリスト会見】野球・稲葉監督「世界中に日本の野球の強さを見せたいと思っていた」
会見に出席した野球の日本代表選手団(写真:アフロスポーツ)
【メダリスト会見】野球・稲葉監督「世界中に日本の野球の強さを見せたいと思っていた」
田中将大選手(写真:アフロスポーツ)

 東京2020大会の野球で金メダルを獲得した日本代表選手団の選手・首脳陣・スタッフが8日、記者会見に出席し、メダル獲得から一夜明けた心境を語りました。

■田中選手「選手、コーチ、スタッフが結束したからこそ」

――メダル獲得から一夜明けての感想をお願いします。

稲葉篤紀監督 まずはオリンピック関係者の皆さま、支えてくださった皆さまに感謝を申し上げます。選手たちと結束をし、金メダルをとれてうれしく思っております。すばらしい選手たちと野球ができて幸せでした。本当にありがとうございました。

柳田悠岐選手 金メダルをとれて本当に良かったです。チームの皆と支えてくださったスタッフの皆さんに感謝したいと思います。ありがとうございました。

坂本勇人選手 まずは金メダルをとれてホッとしています。いろんな人に感謝の気持ちをもって、これからも野球に励みたいと思います。

村上宗隆選手 金メダルをとれて、とてもうれしく思います。たくさんの方々に感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました。

山田哲人選手 チームの勝利に貢献できるプレーができたので良かったです。ホッとしています。

甲斐拓也選手 金メダルをとることができて本当に良かったと思います。たくさんの方の協力と支えがあってだと思います。感謝しています。ありがとうございました。

森下暢仁選手 本当に金メダルをとることができてうれしく思います。たくさんの方に感謝の気持ちをもって、これからもやっていきます。ありがとうございました。

山本由伸選手 すばらしいチームの一員として金メダルをとれてうれしく思います。

栗林良吏選手 たくさんの応援のおかげで金メダルをとれました。ありがとうございました。

青柳晃洋選手 金メダルをとれてうれしいです。このチームで戦えたことを誇りに思い、これからも頑張っていきます。

岩崎優選手 金メダルをとることができてホッとしています。たくさんの方々に感謝したいと思います。ありがとうございました。

伊藤大海選手 金メダルをとれてうれしく思います。これからも変わらぬ姿勢で一生懸命やりたいと思います。

田中将大選手 侍ジャパンの選手、コーチ、スタッフの方が結束したからこその結果だと思います。そしてグラウンドやそれ以外での場所で、たくさんの方々のサポートがあって、ここまで来られたと思います。ありがとうございました。

山﨑康晃選手 金メダルをとれて本当にうれしく思います。感謝を忘れず、これからも大好きな野球に向き合いたいと思います。ありがとうございました。

千賀滉大選手 このすばらしいチームで金メダルをとれてうれしく思います。これからも感謝の気持ちを忘れずに過ごしたいと思います。

大野雄大選手 このチームの一員になれたことを誇りに思います。ありがとうございました。

平良海馬選手 大会関係者の皆さまありがとうございました。このチームで戦えたことを誇りに思います。

【メダリスト会見】野球・稲葉監督「世界中に日本の野球の強さを見せたいと思っていた」
菊池涼介選手(写真:アフロスポーツ)
【メダリスト会見】野球・稲葉監督「世界中に日本の野球の強さを見せたいと思っていた」
吉田正尚選手(写真:アフロスポーツ)

梅野隆太郎選手 すばらしいチームの中でプレーさせていただき、一番輝いているメダルを獲得できて非常にうれしく思います。ありがとうございました。

源田壮亮選手 金メダルがとれて非常にうれしいです。支えてくれた方々、ありがとうございました。

浅村栄斗選手 たくさんの方々に感謝したいです。ありがとうございました。

菊池涼介選手 最高の思い出になりました。ありがとうございました。

近藤健介選手 最高のメンバーで金メダルをとれたこと、本当にうれしく思います。ありがとうございました。

栗原陵矢選手 本当にすばらしいメンバーの中で野球ができてうれしく思います。ありがとうございました。

吉田正尚選手 感無量です! ありがとうございました。

鈴木誠也選手 最高の仲間と金メダルをとれて本当にうれしい気持ちです。野球のすばらしさを世界の人に見てもらえたと思うので、これからも一生懸命頑張りたいと思います。

金子誠ヘッド兼打撃コーチ 最高のチームをサポートできて幸せでした。選手の皆、おめでとう!

建山義紀投手コーチ たくさんの声援と選手たちの頑張りのおかげで獲得できた金メダルだと思います。携われて本当に幸せでした。ありがとうございました。

村田善則バッテリーコーチ 最高の選手とともに戦えたこと、誇りに思います。最高の結果を出せてホッとしています。ありがとうございました。

井端弘和内野守備走塁コーチ 金メダルとれたのは選手の頑張りあってだと思います。選手に本当に感謝です。ありがとうございました。

清水雅治外野守備走塁コーチ この24人を選んで本当に良かったと思っています。最高の結果を出せました。ありがとうございました。

【メダリスト会見】野球・稲葉監督「世界中に日本の野球の強さを見せたいと思っていた」
稲葉監督と抱き合う甲斐拓也選手(写真奥)(写真:アフロスポーツ)
【メダリスト会見】野球・稲葉監督「世界中に日本の野球の強さを見せたいと思っていた」
大野雄大選手(写真:AP/アフロ)

■甲斐選手「大分出身の森下、源田と野球ができてうれしい」

――甲斐選手、今大会は打率.385でベストナインに選ばれました。決勝戦の後には「苦しかった」というコメントもありましたが、いかがですか?

甲斐選手 自分ひとりではとてもじゃないですが無理なので、チームで戦って全員で勝ち取った金メダルですし、自分の結果というよりもチームが勝てたことが一番ですね。

――村上選手、甲斐選手、源田選手、森下選手に質問です。皆さんの出身地である熊本県と大分県からは、東京大会で初の金メダル獲得になります。ファンの方へのメッセージとふるさとへの思いをお願いします。

村上選手 すごく光栄に思います。熊本は地震もあり雨の災害もあり、苦しい思いをしている方々もたくさんいますが、少しでも勇気や感動、元気を与えられるようにとこの大会では思っていましたし、この先も頑張りたいです。

甲斐選手 大分も水害があったりいろいろなことがありましたが、野球を通じて勇気や元気を少しでも与えられたらという思いでやってきましたし、大分の出身の森下と源田とこういう舞台で野球をできたのはうれしく思います。

森下選手 決勝の舞台で甲斐さんとバッテリーを組んで、大分県人としては勇気や感動を与えられたと思いますし、いろいろな方が自分達のことを見てくれたので、頑張ろうと思えました。

源田選手 常日頃から大分まで明るいニュースが届けばいいなと思って野球をやっていましたので、これからもその思いを持ってやっていきたいと思います。

――大野選手、準々決勝のアメリカ戦で9回に登板しました。どういう思いで投げましたか? また、地元・京都の高校や大学の指導者の方にメッセージはいただきましたか?

大野選手 どこで行くかについては、試合ごとに臨機応変に行くということで、常に準備する中で9回に登板しました。なので、特に緊張することなく甲斐選手のリードにしっかり応えられたと思います。京都は離れていますけど、しっかりと自分の中にありますし、活躍を見てもらえたらうれしいなと思いながら投げていました。

――菊池選手、最後の打球が飛んできたときの心境、稲葉監督にメダルをかけた際の思いを聞かせてください。また、大学時代を過ごした岐阜の中京学院大学・近藤正監督や後輩の選手たちも喜んでいます。伝えたいことがあればお願いします。

菊池選手 最後は飛んでくると思わなかったですけど、僕のところにきて。自分で(二塁ベースに)踏みに行こうと思ったんですけど、勇人さんがニコニコでベースカバーに「ここに投げろ」という感じで待っていたので投げました。監督、コーチたちにメダルがないということで、僕のでもいいのであれば監督にかけてあげたいなと思って写真を撮りました。

 僕は体が小さいですし、岐阜の大学、あまり有名ではないところから(プロに)入りましたが、諦めれば必ず夢は叶うと思うので頑張ってほしいです。

【メダリスト会見】野球・稲葉監督「世界中に日本の野球の強さを見せたいと思っていた」
坂本勇人選手(写真:AP/アフロ)
【メダリスト会見】野球・稲葉監督「世界中に日本の野球の強さを見せたいと思っていた」
胴上げされる稲葉監督(写真:AP/アフロ)

■坂本選手「福島での初戦が大事だと思っていた」

――稲葉監督、坂本選手に質問です。一次リーグは福島からのスタートでした。坂本選手がサヨナラ打を放った接戦に勇気づけられた方も多いと思います。改めて東北でスタートしたこと、あづま球場で行ったことについてはいかがですか?

稲葉監督 まず、仙台の合宿があり、福島で1試合目ということで、復興として少しでも福島の皆さまに何かをお届けできたらと思って始まりました。最高のコンディションで人工芝もとても良かったですし、ロッカーもきれいでしたし、すばらしい球場で勇人のサヨナラ勝ち(となる一打)があったからこそ、金メダルにつながりました。最高の場所で皆さんと野球ができたこと、とても感謝しております。

坂本選手 福島で初戦があって、大事だと思っていました。最高のきれいなグラウンドで、福島の方にも何かいいものを届けたいと思ってスタートしました。結果的に僕で最後決まりましたけど、チーム全員でつかんだ勝利だと思ったので、いいものを福島の人にも見せられたと思います。

――稲葉監督、東京オリンピックでは金メダルを獲得しましたが、野球人として次の夢や目標を教えて下さい。

稲葉監督 選手たち、スタッフの皆さんのおかげで、非常にいい経験をさせていただきました。少しでも野球界に貢献できるよう今後も頑張ります。

――稲葉監督、プレミア12の松田宣浩選手のような精神的な支柱、プレー以外の貢献が大きかった選手は? 印象的な出来事もあればお願いします。

稲葉監督 青柳投手のハッピーバースデーはうれしかったですね。ヤギもいつもとは違う場所、タフなところで投げてもらって、こちらも申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、チームのために何とかしたい、私のバースデーで歌を歌ってくれるという思いがうれしかったです。栗原選手もムネ(村上選手)もそうですが、若い選手が声を出して盛り上げてくれる、いいチームが出来上がったと思います。

 また、坂本選手や田中選手であったり、菊池選手だったり、ギータ(柳田選手)や雄大もそうですけど、ベテランと言われる選手たちが非常にまとまってくれて、若手とベテランが融合する最高のチームが作れたと思います。

――稲葉監督、開催地である日本で正式競技として優勝したことについて、いかがですか?

稲葉監督 オリンピックで野球が復活して金メダルをとる。これが我々野球界にとって、いま競技者人口が減っておりますが、そういう中でも一つのきっかけになればいいなと思いました。世界中に日本の野球の強さを見せていきたいと思っていましたし、金メダルをとれたことで、子どもでも大人でも少しでも野球をやってくれる人が増えてくれたらいいと思います。

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