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2018.12.29 震災復興支援

澤野大地さん、中西悠子さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 須賀川」レポート

澤野大地さん、中西悠子さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 須賀川」レポート
「オリンピックデー・フェスタ in 須賀川」(写真:アフロスポーツ)
澤野大地さん、中西悠子さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 須賀川」レポート
小野寺さんが子どもたちといっしょに「手つなぎ鬼」(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は2018年12月22日、福島県須賀川市の須賀川アリーナで「オリンピックデー・フェスタ in 須賀川」を開催しました。

 オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、オリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。

 須賀川市では2回目の開催となる今回は、澤野大地さん、中西悠子さん、浅田雅子さん、小野寺志保さん、三ケ田礼一さん、大山加奈さん、結城昭二さん、橋本寛さん、上田藍さんの9名のオリンピアンが参加。須賀川市内の親子174名といっしょに、運動会形式のスポーツプログラムや文化プログラムで交流を深めました。

澤野大地さん、中西悠子さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 須賀川」レポート
息を合わせて大玉を転がす澤野さん(写真:アフロスポーツ)
澤野大地さん、中西悠子さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 須賀川」レポート
「デカパン競争」で三ケ田さん(左)も笑顔(写真:アフロスポーツ)

 開会式では、坂元要JOCオリンピックムーブメント専門部会員による開会宣言に続き、オリンピアンを代表して澤野さんが「今日は、すごく楽しみにしてきました。陸上を続けるにあたって一番大切にしていることは人との縁です。陸上を始めて25年経ちますが、いろいろな人と知り合ってきました。いろいろな人とのつながりが自分のチカラとなりパワーになってきました。本日は須賀川の皆さんとたくさんのコミュニケーションをとっていただきこの縁を大切にしながら、みんなが元気になってスポーツを軸に楽しんでいただければと思います」と挨拶しました。

 福島の方言でのラジオ体操で準備運動をした後、スポーツプログラムでは「手つなぎ鬼」「大玉ころがし」「デカパン競争」「5色玉入れ」の4種目を実施。参加者はオリンピックカラー5色のチームに分かれ、オリンピアンがそれぞれのチームのキャプテンを担当。オリンピアンを中心に種目ごとに作戦会議を重ねるなど、チームが一丸となって優勝を目指しました。

 スポーツプログラム終了後は、全員で記念撮影と「花は咲く」の合唱。続いて文化プログラム「オリンピアンとのQ&A」では、参加者から様々な質問が寄せられる一方、オリンピアンからも質問返しをするなど、双方向による多くのコミュニケーションが生まれました。

澤野大地さん、中西悠子さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 須賀川」レポート
スポーツプログラム終了後は全員で「花は咲く」を合唱(写真:アフロスポーツ)
澤野大地さん、中西悠子さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 須賀川」レポート
「オリンピアンとのQ&A」では様々な質問やコミュニケーションが交わされた(写真:アフロスポーツ)

 閉会セレモニーでは、オリンピックデー・フェスタの聖火として各会場を巡る「つながる火」を上田さんが紹介。次の開催会場の福島県いわき市へとつなげていくことを伝えました。

 最後のオリンピアン全員からの挨拶では、中西さんが「スポーツは、みんなが元気・笑顔になれます。継続してスポーツを続けていただければと思います」、結城さんが「チームワークがいいと優勝することができます。優勝するためにはチームワークを大切にしていきましょう」と呼びかけ、上田さんは「スポーツは『する・みる・ささえる』というアプローチをそれぞれに楽しむことができます。今日はスポーツを『する』でみんな笑顔になったので、『みる』でトライアスロンを見て知ってほしいです。今日は皆さんからパワーをもらったので、いい結果につなげられるようにしたいです。みんなで笑顔で頑張っていきましょう」とメッセージを送りました。

澤野大地さん、中西悠子さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 須賀川」レポート
上田さんらオリンピアンと参加者はハイタッチで最後まで交流を楽しんだ(写真:アフロスポーツ)
澤野大地さん、中西悠子さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 須賀川」レポート
フェスタ実施前に被災地を知る一環として「藤沼湖自然公園」を訪問(写真:アフロスポーツ)

 閉会セレモニー終了後は、オリンピアンが参加者とハイタッチ。その後のサイン会でも一人ひとりに丁寧にサインをし、会話を楽しむなど最後まで交流を深めました。

 フェスタ実施前には、オリンピアンたちは被災地を知る一環として、「奇跡のアジサイ」が見つかった場所でもあり、今も震災の記憶の風化を止める活動を積極的に行っている「藤沼湖自然公園」を訪問。現在も藤沼湖を復旧させている最中で、いまだ湖として水が満水していない状況などを伺いました。

 また、フェスタ前日にはオリンピアン7名(中西さん、浅田さん、小野寺さん、三ケ田さん、結城さん、橋本さん、上田さん)が福島県立須賀川高等学校を訪問。オリンピックの道のりについての講演を行うなど、約250名の生徒たちと触れ合いました。

■参加オリンピアン
・澤野大地(陸上競技)
  2004年アテネオリンピック       出場
  2008年北京オリンピック        出場
  2016年リオデジャネイロオリンピック  7位入賞
・中西悠子(水泳/競泳)
  2000年シドニーオリンピック      7位入賞
  2004年アテネオリンピック       銅メダル
  2008年北京オリンピック        5位入賞
・浅田雅子(水泳/飛込)
  1988年ソウルオリンピック       出場
・小野寺志保(サッカー)
  1996年アトランタオリンピック     出場
  2004年アテネオリンピック       7位入賞
・三ケ田礼一(スキー/ノルディック複合)
  1992年アルベールビルオリンピック   金メダル
  1994年リレハンメルオリンピック    出場
・大山加奈(バレーボール)
  2004年アテネオリンピック       5位入賞
・結城昭二(バスケットボール)
  1976年モントリオールオリンピック   出場
・橋本寛(フェンシング)
  1992年バルセロナオリンピック     出場
・上田藍(トライアスロン)
  2008年北京オリンピック        出場
  2012年ロンドンオリンピック      出場
  2016年リオデジャネイロオリンピック  出場

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