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2017.10.17 震災復興支援

阪本章史さん、兼松由香さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 女川」レポート

阪本章史さん、兼松由香さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 女川」レポート
「オリンピックデー・フェスタ in 女川」(写真:アフロスポーツ)
阪本章史さん、兼松由香さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 女川」レポート
阪本さんが子供たちといっしょに「手つなぎ鬼」(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は2017年10月15日、宮城県牡鹿郡女川町の女川町町民第二多目的運動場で「オリンピックデー・フェスタ in 女川」を開催しました。

 オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、オリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。

 女川町で初めてとなる今回のオリンピックデー・フェスタは「平成29年度女川町民ミニ運動会」と共同で開催され、参加オリンピアンは水泳・競泳の堀畑裕也さん、体操・新体操の新竹優子さん、ウエイトリフティングの三宅宏実選手、自転車の阪本章史さん、卓球の佐藤利香さん、ソフトボールの馬渕智子さん、ラグビーフットボールの兼松由香さんの7名。女川町在住の370名が参加し、運動会形式のスポーツプログラムや文化プログラムで交流を深めました。

阪本章史さん、兼松由香さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 女川」レポート
堀畑さんも「手つなぎ鬼」で全力疾走(写真:アフロスポーツ)
阪本章史さん、兼松由香さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 女川」レポート
新竹さんの柔軟体操に子供たちもビックリ!?(写真:アフロスポーツ)

 開会式では、前日の「オリンピックデー・フェスタ in こおり」で兼松さんが採火した「つながる火」をオリンピアン全員で女川に運び、秋晴れのもと兼松さんが女川の地に聖なる火を灯しました。
 オリンピアン紹介後、三宅選手が代表して「フェスタとしては114回目ですが、女川では初開催ということで、皆さんとスポーツを通じて笑顔になれるように楽しく過ごしたいと思います。よろしくお願いします」と挨拶。続いて開催地を代表して須田善明女川町長が「オリンピアンの皆さん、女川へお越しいただき、心から歓迎申し上げます。たくさんの励ましをもらっています。また、様々な選手から画面を通してもたくさんの『がんばって!』をもらってきました。今日はアスリートの皆さんをお迎えできてとてもうれしいです。町民の皆さんとたくさん触れ合って、笑って楽しんでください」と、オリンピアンと町民の皆さんとの触れ合いに期待の言葉を述べました。

 宮城県ではおなじみの「おらほのラヂオ体操」の掛け声に乗ってウォーミングアップをした後、スポーツプログラムでは「手つなぎ鬼」「小玉まわし」「フープリレー」「綱引き」の4種目を実施しました。各チームのリーダー役としてオリンピアンが1〜2名入り、チームを牽引。「手つなぎ鬼」「小玉まわし」「フープリレー」の3種目は2回ずつ、「綱引き」はトーナメント方式で行い、優勝を目指して競いました。

阪本章史さん、兼松由香さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 女川」レポート
オリンピアンたちが「フープリレー」を実演(写真:アフロスポーツ)
阪本章史さん、兼松由香さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 女川」レポート
三宅選手が「綱引き」で参加者の皆さんを応援(写真:アフロスポーツ)

 スポーツプログラム終了後、記念撮影と「花は咲く」の合唱を挟んで、文化プログラム「オリンピアンとのQ&A」を行いました。参加者からの質問に兼松さんは「小学校の頃はスポーツをすることが楽しくて、いろいろな競技をしていました。たくさんの種目をしたことはどんなことでも必ず役に立ちます。ぜひ今続けているスポーツを続けください」と、継続することが将来の役に立つことを力強く伝えました。

 閉会セレモニーでは、宮城県出身の佐藤さんがオリンピックデー・フェスタの聖火として各会場を巡る「つながる火」を紹介。次の会場である「岩沼」へつなげることを宣言しました。
 最後のオリンピアン全員からの挨拶では、佐藤さんが「一日楽しく皆さんと汗を流すことができました。スポーツをしているといろいろなつながりができて、人生においてとても楽しい思い出を作ることができます。今日のつながりを忘れずにまたお会いできればと思います。ありがとうございました」と郷里・宮城での再会を誓いました。

阪本章史さん、兼松由香さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 女川」レポート
地元出身の佐藤さんが「つながる火」を紹介(写真:アフロスポーツ)
阪本章史さん、兼松由香さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 女川」レポート
ハイタッチで一人ひとりを見送るなど最後までオリンピアンと女川町の皆さんが交流を楽しんだ(写真:アフロスポーツ)

 閉会セレモニー後は、オリンピアンが参加者を見送るハイタッチ。その際、三宅さんがロンドンオリンピックの銀メダルとリオデジャネイロオリンピックの銅メダル、馬渕さんが北京オリンピックの金メダルを披露。参加者は間近で見たり、直接手に取ったりと、貴重な機会を楽しみました。また、ハイタッチ後には寄せ書き形式でオリンピアンのサインが入った色紙を参加者にオリンピアンから手渡しをし、最後までオリンピアンと女川町の皆さんが交流を深めました。

 フェスタ終了後、オリンピアンたちは被災地視察として、フェスタ運営ボランティアとしてもご協力いただいた女川町議員の酒井孝正さんの案内のもと、東北電力地域総合事務所、旧女川交番、女川町地域医療センターを訪問。震災当時の津波被害や復興状況についての話を伺いました。

■参加オリンピアン
・堀畑裕也(水泳/競泳)
  2012年ロンドンオリンピック      6位入賞
・新竹優子(体操/体操)
  2008年北京オリンピック        5位入賞
  2012年ロンドンオリンピック      8位入賞
・三宅宏実(ウエイトリフティング)
  2004年アテネオリンピック       出場
  2008年北京オリンピック        6位入賞
  2012年ロンドンオリンピック      銀メダル
  2016年リオデジャネイロオリンピック  銅メダル
・阪本章史(自転車)
  2008年北京オリンピック        出場
・佐藤利香(卓球)
  1992年バルセロナオリンピック     出場
  1996年アトランタオリンピック     出場
・馬渕智子 (ソフトボール)
  2008年北京オリンピック        金メダル
・兼松由香(ラグビーフットボール)
  2016年リオデジャネイロオリンピック  出場

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