日本オリンピック委員会(JOC)は、3月27日、オリンピック・ムーブメントの推進とスポーツの各分野で優れた成果をあげた選手や指導者の栄誉、功績を讃え平成28年度JOCスポーツ賞の「年度賞」「特別貢献賞」「トップアスリートサポート賞」「女性スポーツ賞」において受賞者・団体を以下の通り決定しました。
最優秀賞には、昨年の第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)で史上初の4連覇を達成したレスリングの伊調馨選手が選ばれたほか、長年にわたりJOC実施諸事業に協力し、オリンピック・ムーブメントアンバサダーでもある荻原健司、荻原次晴両氏が特別貢献賞に選ばれました。
<年度賞>
【最優秀賞】
■レスリング
伊調馨
第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) 女子フリースタイル58kg級 1位
※オリンピックの同競技で男女を通じ、また女子個人種目でも史上初の4連覇達成
【優秀賞】
■水泳・競泳
萩野公介
第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) 男子400m個人メドレー 1位、200m個人メドレー2位、4×200mリレー3位
※オリンピックの男子400m個人メドレーで初の金メダル獲得
■スキー・フリースタイル
堀島行真
FISフリースタイル世界選手権大会 男子モーグル1位、デュアルモーグル 1位
※同大会同種目で男子では初めての2種目制覇
■スケート・スピードスケート
小平奈緒
世界距離別スピードスケート選手権大会 女子500m 1位
※同大会の個人種目で12年ぶり、女子初のメダル獲得
世界スプリントスピードスケート選手権大会 女子総合 1位
※同大会で女子初のメダル獲得。総合得点146.390点は世界新記録
■柔道
大野将平
第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) 男子73kg級 1位
※オリンピックの同種目で20年ぶりの金メダル獲得
■バドミントン
髙橋礼華/松友美佐紀
第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) 女子ダブルス 1位
※オリンピックの同競技で初めての金メダル獲得
【新人賞】
■レスリング
向田真優
ジュニア世界レスリング選手権大会 女子フリースタイル 55kg級 1位
※ユースオリンピック、カデ及びジュニアの世界選手権大会での三冠達成
■卓球
張本智和
2016世界ジュニア卓球選手権大会 男子シングルス 1位、団体 1位
※同大会男子シングルスで史上最年少となる13歳163日で優勝
■フェンシング
敷根崇裕
2016年世界ジュニア・カデフェンシング選手権大会 ジュニア男子フルーレ個人 1位、団体 1位
※両種目での優勝、団体での優勝はIF主催のジュニア・カデ大会で日本史上初
【特別功労賞】
■陸上競技
リオデジャネイロオリンピック陸上競技男子4×100mリレー
桐生祥秀/ケンブリッジ飛鳥/山縣亮太/飯塚翔太
第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) 男子4×100mリレー 2位
※オリンピックのトラック種目では88年ぶり、男子では初の銀メダル獲得
■卓球
水谷隼
第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) 男子シングルス 3位、団体 2位
※オリンピックの同競技男子では初、シングルスでは男女を通じて初、男子団体ではオリンピックで初のメダル獲得
■カヌー
羽根田卓也
第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) 男子カナディアンシングル 3位
※オリンピックの同競技で初めて、同種目ではアジアで初めてのメダル獲得
【特別栄誉賞】
■体操・体操競技
内村航平
第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) 男子個人総合 1位、団体 1位
※オリンピックの男子個人総合で44年ぶり4人目の連覇、男子団体で12年ぶり7度目の金メダル獲得
<特別貢献賞>
■スキー・ノルディック複合
荻原健司/荻原次晴
JOCが実施する諸事業の活動にオリンピック・ムーブメントアンバサダーとして長年にわたり貢献
<トップアスリートサポート賞>
【最優秀団体賞】
株式会社コナミスポーツクラブ
【優秀団体賞】
至学館大学
東海大学
綜合警備保障株式会社
旭化成株式会社
日本ユニシス株式会社
<女性スポーツ賞>
宮嶋泰子
メディアとして女性スポーツを取材し番組で放送してきたほか、日本にいる女性を中心とした難民のスポーツ交流事業、ネパールの難民キャンプでのバレーボール支援や発展途上国でのバレーボール交流事業などにも取り組んでおり、世界規模での女子アスリート支援活動を長年にわたり実施
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