リオデジャネイロオリンピックに出場する日本代表選手団が現地時間2日、選手村の入村式に臨みました。式は選手村に入ってすぐの広場で催され、日本はアンティグア・バーブーダ、デンマーク、フィリピン、パナマの選手団と一緒に参加。山下泰裕副団長以下、競泳、ウエイトリフティング、ライフル射撃、カヌーなど9競技の選手・役員78人が出席しました。
入村式では、アマゾンのジャングルを思わせる衣装をまとった約30人のダンサーが、サンバ、ボサノバなどブラジルの音楽の歴史をテーマにしたダンスで選手団を出迎えました。続けてアトランタオリンピックとシドニーオリンピックの2大会連続でメダルを獲得し、今回選手村の「村長」を務めるバスケットボールのジャネッチ・アルカインさんが歓迎のあいさつ。各国の国旗掲揚が順番に行われ、日本からは選手団を代表して山下副団長がアルカインさんに江戸切子のグラス、リオデジャネイロオリンピック日本代表選手団の公式ジャージを贈呈しました。
その後は再びダンサーたちがサンバのダンスを披露。選手団たちもいっしょに踊ったり、手拍子するなど、ブラジルらしい陽気な雰囲気で入村式が締めくくられました。
入村式が終わると、同席した東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が「みなさんそれぞれがベストを尽くすことを期待しています」と選手団を激励。その後、森会長を含め選手・役員で記念撮影を行いました。
入村式に参加した競泳の池江璃花子選手は「選手村はすごく過ごしやすいです。ご飯は日本とは全然違うんですが、栄養はしっかり取れているので調子もいいです」と、選手村でも充実した時間を過ごせている様子。ライフル射撃の松田知幸選手は「ブラジルは思った以上に涼しくて過ごしやすいですし、地元の皆さんの人柄も良いのですごく楽しんでいます。自分の出場は大会初日なので、精一杯頑張って決勝に残って、日本選手団に勢いをつけられたらと思います」と意気込みを語りました。
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