陸上男子ハンマー投げで2004年アテネ五輪金、12年ロンドン五輪銅メダルの室伏広治(41)=ミズノ=が24日、事実上の引退を表明した。リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねて名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われた日本選手権に出場後に「高みを目指すには体力の限界。一つの区切り」と話し、第一線から退く意向を示した。
84メートル86の日本記録を持つ室伏はこの日が2年ぶりの実戦。64メートル74で12位に終わり、5大会連続の五輪出場が絶望的となった。「五輪や世界選手権のようなところを目指すことは今後ない」と述べ、今後は後進の指導に重点を置く方針を示した。(共同)
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