五輪の柔道男子60キロ級で3連覇を成し遂げた野村忠宏さん(40)=ミキハウス=が31日、大阪市内のホテルで現役引退の記者会見を開き「やれることは精いっぱいやった。後悔はない」とすがすがしい表情で選手生活を振り返った。これからは指導者の道に進む意向を示した。
手術した両膝と右肩の状態が悪化し「体の限界を感じるようになった」と引退を決断した理由を語った。最も印象深い思い出として、最後の大会となった8月29日の全日本実業個人選手権を挙げ「豪快にぶち投げられた40歳の柔道家に対して大きな拍手、ねぎらいの言葉があったのが一番うれしい」と目を細めた。(共同)
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