日本オリンピック委員会(JOC)は11月16日、福岡県福岡市の福岡県営筑後広域公園で「2014オリンピックデーラン福岡大会」を開催しました。
オリンピックデーランは、6月23日のオリンピックデーを記念し、オリンピック・ムーブメントの普及・啓発を目指して全世界で行われているオリンピックデーイベントの一つです。日本では、オリンピアン(オリンピック出場経験者)と参加者がジョギングを中心としたさまざまなプログラムを楽しむイベントとして、1987年より全国各地で実施しています。
今年度新たに加わった福岡大会には、のべ1,308名が参加しました。オリンピックふれあいアンバサダーの荻原次晴さん(スキー・ノルディック複合)、大林素子さん(バレーボール)、宮下純一さん(水泳・競泳)の3名と、地元福岡県在住の楢崎教子さん(柔道)、池松和彦さん(レスリング)、藤本索子さん(ソフトボール)に加え、前日、福岡市内で開催された「JOCオリンピアン研修会」に参加した田辺陽子さん(柔道)、筑井利江さん(ホッケー)、源純夏さん(水泳・競泳)、長岡千里さん(ボブスレー)の4名も駆けつけ、総勢10名のオリンピアンが、大会を盛り上げました。
開会式ではまず、主催者を代表して小川洋福岡県知事があいさつを行い、大会関係者・来賓・協賛社を順次紹介しました。そして、トーチを掲げた荻原さんに続いてオリンピアンがJOC旗を持って入場すると、参加者から大きな拍手が送られました。
藤原庸介JOC理事が竹田恆和JOC会長のメッセージを代読し、参加オリンピアンが1人1人あいさつを行った後は、「ドナルド体操」で準備運動を実施。オリンピアンは参加者と会話をしながら体操を行うなど、積極的にふれあう姿が見られました。
そして、いよいよ2kmのジョギングと1.7kmのウォーキングがスタート。こちらでもオリンピアンは参加者に声を掛けながらジョギングやウォーキングを行い、ゴール後もハイタッチで迎えるなど、会場のあちこちで笑顔が見られました。
オリンピアンと一緒に汗を流した後は、体育館に移動し「オリンピアン○×クイズ」を実施。はじめに福岡県にゆかりのあるクイズが出題され、その後各オリンピアンより1問ずつクイズを出しました。6問終了時点で残った30名からじゃんけんで10名が勝ち残り、勝者にはオリンピアン全員との握手会と、福岡県公式マスコットのぬいぐるみがプレゼントされました。
オリンピアントークショーでは、荻原さんの司会で各オリンピアンの経歴や競技に対する思いが語られたほか、「1964年東京オリンピックから50年」「2020年東京オリンピック」に関する話題で盛り上がり、子どもたちは熱心に耳を傾けていました。
また、質問コーナーで採用された4名の参加者にはオリンピアン全員との記念撮影とプレゼントを贈呈。
続くサイン会ではオリンピアンが積極的にコミュニケーションを図り、サインをもらった子どもたちは満足そうな表情を見せていました。
ジョギング、ウォーキング以外では体験型食育ゲーム「ドナルドスペシャルプログラム」が随時行われたほか、開会式の待ち時間には自治体が考案した紙飛行機、五目お手玉、フライングディスクといったチャレンジプログラムも用意され、大人から子どもまで幅広い世代で楽しめるイベントに会場はにぎわいを見せていました。
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