日本オリンピック委員会(JOC)は9月7日、北海道士別市の士別市陸上競技場で「2014オリンピックデーラン士別大会」を開催しました。
オリンピックデーランは、6月23日のオリンピックデーを記念し、オリンピック・ムーブメントの普及・啓発を目指して全世界で行われているオリンピックデーイベントの一つです。日本では、オリンピアン(オリンピック出場経験者)と参加者がジョギングを中心としたさまざまなプログラムを楽しむイベントとして、1987年より全国各地で実施しています。
今年度2回目の開催となった士別大会には、のべ2,268名が参加。当日は好天に恵まれ、オリンピックふれあいアンバサダーの大林素子さん(バレーボール)をはじめ、鈴木靖さん、清水宏保さん(ともにスケート・スピードスケート)、遠藤彰弘さん(サッカー)、石崎琴美さん(カーリング)、田中琴乃さん(体操・新体操)、永瀬充選手(アイススレッジホッケー)という7名のオリンピアン・パラリンピアンとともに、2.6kmのジョギングやウォーキング、トークショー、サイン会などで交流をしました。
開会式では牧野勇司士別市長による主催者あいさつ等に続いて、参加オリンピアン・パラリンピアンがトーチ、JOC旗を持って入場し、参加者からの大きな拍手で迎えられました。トーチ点火、トーチランプへの採火でさらに沸いた会場で、大林さんがJOC竹田恒和会長のあいさつ文を代読しました。
続いて始まったのは、オリンピックデーランの準備体操「ドナルド体操」です。オリンピアン・パラリンピアンと参加者たちは会話を交わしながら、マクドナルドマスコットキャラクターのドナルドと一緒に体を動かし準備万端。記念撮影後、ジョギングとウォーキングの時間がスタートしました。先頭でゴールしたのは、当日急遽、特別参加してくれたトライアスロンの香港ナショナルチームの選手。その直後、一流選手に引っ張られるように一般参加の男子中学生がゴールしました。
一方、オリンピアン・パラリンピアンたちは参加者と会話をしながらジョギングやウォーキング。参加者とハイタッチをしたり、後方にいる参加者を激励しにコースを戻ったりと、それぞれのペースでイベントを楽しみました。
ジョギング、ウォーキング以外にも充実のプログラムが組まれており、日本マクドナルド株式会社提供による体験型食育ゲーム「ドナルドスペシャルプログラム」も大盛況。巨大ビッグマックの模型を使用し、どんな食材が入っていて体にとってどんな働きをするのかを、参加者とドナルドが一緒に楽しみながら学びました。
「オリンピアン○×クイズ」では、クイズに勝ち残った7人の参加者に、オリンピアン・パラリンピアンがその場でサインをした記念メダルをプレゼント。
「オリンピアントークショー」では各オリンピアンが参加者からの質問に答えるコーナーが設けられたほか、当日の参加者全員に配られた、3年後の2017年に同じ北海道(札幌市、帯広市)で開催される「第8回アジア冬季競技大会」関連グッズを身につけたオリンピアンが、札幌アジア大会をしっかりPRしました。
なお前日の6日には、サッカーと新体操のスポーツ教室が行われました。サッカーを指導した遠藤さんは「基礎」の大切さを伝え、さまざまな方法で体の使い方などを指導。新体操の田中さんは入念なストレッチをした上で技術指導。最後はリボンの模範演技を行い参加した子どもたちから大きな拍手が送られました。
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