フィギュアスケート男子シングルで優勝した羽生結弦選手が15日、オリンピックパーク内のメダルプラザでメダルセレモニーに出席し、フィギュアスケートの日本男子として、そして今大会の日本勢として初の金メダルを授与されました。
場内に「君が代」が流れ、センターポールには日の丸が掲揚。メダルを胸にした羽生選手は何度もガッツポーズを繰り返し、表彰台を降りる際に「ありがとうございました」と言いながら一礼すると、駆け付けた大観衆に笑顔で手を振っていました。
以下、メダルセレモニー後の羽生選手のコメントです。
――実際にメダルを掛けた感想は?
とにかくうれしいの一言に限ります。今メダルを掛けているのは僕一人かもしれませんが、自分の中では一人で掛けているのではなく、今まで支えて下さった方々、応援して下さった方々の思いがこもっているメダルだと思っています。
――表彰台から見る景色はどうでしたか?
たくさんの方々が詰めかけて下さいましたし、日本の国旗を振って応援して下さったので、本当に気持ち良かったです。また、君が代が流れてその時に日本代表として、日本国民の一人として、羽生結弦として、誇らしい一瞬を迎えられたなと思います。
――試合後はうれしさもあり、悔しさもありと言っていたが、今はどうですか?
今はもう悔しさの方は考えないようにしています。考えられないというのが率直な気持ちですが、考えないで今はこの幸せに浸りたいと思います。
――今まで色々な金メダルをもらっていると思いますが、この金メダルはどうですか?
周りの方々の思いだとか、サポートして下さった方々、指導して下さった方々との思い出や出来事がフラッシュバックしています。
――オリンピックチャンピオンとしての責任感は出てきましたか?
責任というのもありますし、試合になればオリンピックチャンピオンという肩書きを背負ってやらなければいけないと思っています。だからこそもっともっと強くなりたいと思っていますし、僕にとってのオリンピックチャンピオンというのは、引退を宣言してしまったプルシェンコ選手だったので、プルシェンコ選手のような素晴らしい、強い選手になりたいと思っています。
――金メダルはこれからどうしますか?
ゆっくり見たいと思います(笑)。家族と今までお世話になってきた方々がいっぱいいますし、応援してくださった方々、これからメディアを通してたくさんの方々にこの喜びを伝えられると思いますので、日本国民の皆様と分かち合いたいと思います。
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