日本オリンピック委員会(JOC)は11月3日、岩手県大船渡市の大船渡市三陸B&G海洋センターで「オリンピックデー・フェスタ in 大船渡」を開催しました。
オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、多数のオリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。
今回のフェスタはスポーツ教室が行われ、バレーボールの大山加奈さん、卓球の宮義仁さん、柔道の杉本美香さんというオリンピアン3人が講師を務め、生徒役として競泳の宮下純一さんが加わり、大船渡市のスポーツ少年団に所属する122人の子どもたちと交流しました。
開会式では宮さんがあいさつに立ち、「今日は宮下さんが生徒役として各競技の教室に参加します。ぜひ、参加している子どもたちは宮下さんをコテンパンにやっつけて下さい」と呼びかけ、会場を笑わせました。
準備運動に続いて、スポーツ教室が始まりました。バレーボール教室では大山さんがボールを使った柔軟性を高めるストレッチを紹介。宮下さんもチャレンジしますが、なかなかうまくいかず苦戦していました。その後、ボールを使ったトス、レシーブの練習が行われ、子どもたちは熱心に大山さんの話に聞き入っていました。
柔道教室では、受け身や投げといった基本的な稽古に続き、杉本さんが現役時代に得意にしていた払い腰を、宮下さん相手に披露。杉本さんが宮下さんを豪快に畳に投げつけると、投げられた宮下さんが「ウォー」という大きな声を出し、驚いたような表情を浮かべていました。
卓球教室では、宮さんが見守る中、ラリーの練習が行われ、初心者の子どもたちもプレーを楽しみました。その後、宮さんと宮下さんによるデモンストレーションゲームが行われ、宮さんは背面打ちなど、オリンピアンの凄技を披露しつつも完勝。見守った子どもたちから歓声と拍手がわいた卓球教室となりました。
閉会式では恒例となったつながる火を杉本さんが紹介。次回開催地・岩手県「田野畑」へつなげることを誓いました。最後にオリンピアンと参加者によるハイタッチが行われ、今回のフェスタは閉幕しました。
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