日本オリンピック委員会(JOC)は9月29日に宮城県石巻市の石巻専修大学グラウンドで「オリンピックデー・フェスタ in 石巻」を開催しました。
オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、多数のオリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。
今回のフェスタはふれあい運動会を開催。ロンドンオリンピックで銀メダルを獲得した宮城県出身の淡路卓さんと三宅諒さん(ともにフェンシング)、同じく銅メダルを獲得した清水聡さん(ボクシング)、ボートの岩本亜希子さん、田中琴乃さん(新体操)という5人のオリンピアンが参加し、地元のみなさん200人と交流しました。
石巻市の「第2回仮設対抗スポーツ大会」と共催となった今回のフェスタ。午前中はスポーツ大会、午後はフェスタという2部構成で行われました。開会セレモニーでは、淡路さんと津波で大きな被害を受けた石巻市立門脇中学校の生徒が「つながる火」を持ち、JOC旗を持った岩本さん、清水さん、田中さん、三宅さんと共に入場し、点火しました。
午前のスポーツ大会では、オリンピアンが各仮設住宅のチームに入り、防災・防犯の大切さを学ぶセミナーやボール運びリレーなどで参加者の皆さんと交流を深めました。午後のフェスタでは、「大縄跳び」「大玉転がし」「綱引き」の3種目を実施。お年寄りから子どもまで幅広い世代の皆さんが夢中になり、熱戦が繰り広げられました。
閉会式では、表彰式に続いて恒例となった「つながる火」の採火を行い、次回の開催地・宮城県名取市につなげることを約束しました。最後にオリンピアンからのあいさつが行われ、宮城県を拠点に選手として活動した岩本さんは「『負けねぇど、東北!』という気持ちで、まさにこれから復興が始まるという雰囲気を私自身も感じました。皆さんこれからも一緒に頑張りましょう!」と呼びかけて閉幕しました。
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