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2012.12.07 震災復興支援

「ロンドンオリンピック・パラリンピック応援ありがとう in 東北」岩手県ふれあい訪問レポート

 日本オリンピック委員会(JOC)は2012年12月2・3日、ロンドンオリンピック・パラリンピック日本代表選手団への東北のみなさまからの支援と応援に対し感謝を伝えるため「ロンドンオリンピック・パラリンピック 応援ありがとう in 東北」を福島・宮城・岩手の3県で開催しました。2日の午前と3日には3県を選手たちが訪問し、被災地の方々と交流しました。ここでは、岩手県のふれあい訪問の様子を紹介します。

「ロンドンオリンピック・パラリンピック応援ありがとう in 東北」岩手県ふれあい訪問レポート
おおふなと夢商店街では餅まきが行われた(写真:アフロスポーツ)

■商店街訪問では「餅まき」も
 2日午前、レスリング女子48kg級金メダリストの小原日登美選手、パラリンピック競泳金メダリストの秋山里奈選手ら16人は、大船渡市にある仮設商店街「おおふなと夢商店街」を訪問しました。

 開会セレモニーでは、選手たちの紹介、小原選手によるあいさつに続いて、参加選手のサインが入った応援感謝バナーの贈呈が行われ、秋山選手から地元代表者に手渡されました。
 その後、選手が店舗を訪問。サインや記念撮影を通じて、地元の人たちとのコミュニケーションを深めていました。
 続いて、商店街が2011年12月1日にオープンしてから、1年を迎えたことを祝って「餅まき」が行われました。選手たちは子供のような笑顔で、小袋に入った餅をまき、小さな子どもや、お年寄りには手渡しでふるまっていました。

「ロンドンオリンピック・パラリンピック応援ありがとう in 東北」岩手県ふれあい訪問レポート
かきなど、新鮮な海産物に舌鼓を打つ選手たち(写真:アフロスポーツ)
「ロンドンオリンピック・パラリンピック応援ありがとう in 東北」岩手県ふれあい訪問レポート
児童の質問に答えて、競歩の歩き方を指導した山崎勇喜選手(左) (写真:アフロスポーツ)

■児童の質問に答えて競歩を実演!
 3日はボクシング男子ミドル級金メダリストの村田諒太選手、ウエイトリフティング女子48kg級銀メダリストの三宅宏美選手ら8人が岩手県に訪れました。

 午前は宮古市にある「さくら公園仮設住宅」を訪問。談話室では村田選手、三宅選手らが「さをり織り」と呼ばれる手織りに挑戦し、地元の人に教わりながら、慣れない様子で機械を操りました。屋外に移動し、セレモニーと握手会が行われ、三宅選手からは応援感謝バナーが地元の方に送られました。

 続いて、宮古市立宮古小学校の体育館で児童とのふれあいイベントに参加。児童代表からの質問タイムが設けられ、選手たちは笑顔で答えていました。

 3番目の訪問先は西公園仮設住宅と宮古児童相談所跡地仮設住宅。ここでは住民の方々と握手会やサインなどを通じて交流を行い、選手と住民の笑顔があふれた訪問となりました。

 午前中の訪問を終えた選手たちは山田町の「三陸山田かき小屋」へ移動。三陸海岸の名物で、かきや地元の婦人会のみなさんから差し入れられた刺身の盛り合わせ、海鮮蒸しに舌鼓を打っていました。

最後の訪問場所となったのは山田町立船越小学校。児童代表からの質問タイムでは、陸上競技・競歩の山崎勇喜選手が競歩特有の歩き方を実演するなど、児童にとって選手が身近に感じられた時間となりました。

 2日に1カ所、3日に5カ所を選手たちは訪問し岩手県の「ふれあい訪問」は終了。皆さんにロンドンオリンピック・パラリンピックにおける応援への感謝を伝え、選手たちは帰路につきました。

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