日本オリンピック委員会(JOC)は2012年12月24日に「オリンピックデー・フェスタ in 青葉」を宮城県仙台市青葉区にある東北福祉大学の国見ヶ丘第1キャンパス全天候型体育館で開催しました。
オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、多数のオリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。
■野球・ソフトボール復活と東京招致へ呼びかけ
今回のオリンピックデー・フェスタは、全日本アマチュア野球連盟、(公財)日本ソフトボール協会、宮城県などのご協力のもと、野球・ソフトボール教室を開催。
野球からは、2012年限りでプロ野球を引退したバルセロナオリンピック銅メダリストの小久保裕紀さん、アテネオリンピック銅メダリストで阪神タイガースに所属する安藤優也さんら11人、ソフトボールからは北京オリンピック金メダリストで、大会でもバッテリーを組んだ上野由岐子さんと峰幸代さんら6人が参加し、地元スポーツ少年団の子どもたちと交流しました。
13時に始まった開会式では、チームジャパンを代表して小久保さん、上野さんがあいさつ。続いて市原則之JOC専務理事があいさつに立ち、オリンピックデー・フェスタの趣旨を説明し、2020年オリンピックでの野球・ソフトボールの復活と東京2020オリンピック・パラリンピック招致成功に向けて、参加者にさらなる盛り上げの協力を呼びかけました。
■小久保さんと金メダルバッテリーの対決も
参加者代表による選手宣誓、準備運動に続いて、教室がスタート。野球教室では、キャッチボールに続いて、野手は各ポジションに散って守備練習、投手と捕手は投球練習場に移動して、アスリートによる濃密な指導が行われました。
ソフトボール教室は、3チーム対抗形式でのウォーミングアップから始まり、明るいかけ声にあふれ、ハイタッチなどのふれあいが見られる教室となっていました。
また、教室終了後には、小久保さん、大島公一さんと金メダルを獲得した上野投手・峰捕手のバッテリーという夢の対決が行われ、会場は大いに盛り上がりました。
記念撮影後の閉会式では、スポーツ用具の贈呈式と恒例の「つながる火」の紹介が行われ、次回開催地の福島県「猪苗代」へ、つながれることが宣言されました。最後に17人のアスリート全員がメッセージを伝え、「オリンピックデー・フェスタ in 青葉」は閉会しました。
「オリンピックデー・フェスタ in 青葉」実施概要
■日時:2012年12月24日(月・祝)13:00開始 〜 16:10終了
■会場:東北福祉大学国見ヶ丘第1キャンパス全天候型体育館(仙台市青葉区国見ヶ丘6-149-1)
■実施内容:スポーツ教室(軟式野球・ソフトボール)
■参加者:163名
■参加オリンピアン・アスリート
山中正竹、小久保裕紀、杉山賢人、大久保秀昭、大島公一、石井丈裕、佐藤真一、安藤優也、杉浦正則、高見泰範、小島啓民(野球)
上野由岐子、峰幸代、岩渕有美、大久保美紗、関友希央、河野美里(ソフトボール)
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