日本オリンピック委員会(JOC)は12月8日に「オリンピックデー・フェスタ in 登米」を宮城県登米市にある登米市中田総合体育館・なかだアリーナと登米市中田B&G海洋センターで開催しました。
オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、多数のオリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。
今回のフェスタは2部構成で行われ、前半は4競技のスポーツ教室、後半は2種目による運動会という形式になりました。ロンドンオリンピックのボクシング男子バンタム56kg級銅メダリストの清水聡さん、同競技の男子フライ52kg級でロンドンオリンピックに出場した須佐勝明さん、サッカーの平瀬智行さん、バレーボール・ビーチバレーの浦田聖子さん、柔道の楢崎教子さんという5人のアスリートと、登米市立中田中学校の生徒312人が参加しました。
■アスリートの指導に耳を傾けた生徒たち
アスリートが講師を務めた前半のスポーツ教室は、サッカー、バレーボール、柔道の3競技にそれぞれ経験のある生徒が参加し、それ以外の生徒はボクシングの2人によるボクササイズ教室にそれぞれ参加しました。
サッカー教室では、地元チームのOBでもある平瀬さんが指導するということもあり、参加者は平瀬さんのレッスンにより真剣に取り組んでいました。浦田さんによるバレーボール教室、楢崎さんによる柔道教室でもトップレベルの戦いを経験したアスリートの言葉に、生徒たちは集中して耳を傾けている様子でした。
また、ボクササイズ教室は清水さん、須佐さんのコンビによるトークが繰り広げられる和やかな雰囲気で行われ、わかりやすく解説しながら、ボクシングの動きを取り入れたゲームをするなど、競技になじみのない参加者でも楽しめる内容でした。
■5チームによる運動会で大盛況
後半の運動会は浦田さんが率いるチームブルー、平瀬さんが率いるチームブラック、須佐さんが率いるチームレッド、楢崎さんが率いるチームイエロー、清水さんが率いるチームグリーンという5チームに分かれて、大縄跳びと綱引きの2種目を行いました。運動会の最後はアスリート・中田中学校教員チームと優勝チームによる綱引き勝負となり、中学生がアスリートたちに勝利し、盛り上がりを見せました。
運動会終了後は記念撮影、閉会式が行われ、スポーツ用具の贈呈式に続いて、オランダのキューケンホフ公園からJOCに届けられたチューリップの球根が寄贈されました。最後に恒例の「つながる火」を浦田さんが紹介し、次回開催地である宮城県仙台市「青葉」へつなぐことが紹介され、「オリンピックデー・フェスタ in 登米」は閉幕しました。
「オリンピックデー・フェスタ in 登米」開催概要
■日時:2012年12月8日(土)12:00〜16:10
■会場
登米市中田総合体育館・なかだアリーナ(宮城県登米市中田町宝江黒沼浦38-3)
登米市中田B&G海洋センター(宮城県登米市中田町宝江黒沼字浦38-5)
■実施内容
・スポーツ教室(サッカー、ボクササイズ、バレーボール、柔道)
・運動会
■参加者:312名
■参加オリンピアン・アスリート
・平瀬智行(サッカー)
・清水聡(ボクシング)
・須佐勝明(ボクシング)
・浦田聖子(ビーチバレー)
・楢崎教子(柔道)
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