日本オリンピック委員会(JOC)はオリンピックデーの6月23日、福島県のいわき市立総合体育館で「オリンピックデー・フェスタ in いわき」を開催しました。
オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、多数のオリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。
2012年度4回目となるオリンピックデー・フェスタは、いわき市内の小学生302名を対象に行われ、上村愛子さん(スキー・フリースタイル)や本橋麻里さん(カーリング)ら7名のオリンピアンが参加しました。この日は1894年にクーベルタン男爵により近代オリンピックの復興が提唱され、国際オリンピック委員会が創設された記念日「オリンピックデー」であることから、入り口付近には歴代オリンピックのポスター10点が展示され、開場前には「オリンピックデーとは何の日か」を当てるクイズも行われました。また会場アトラクションとして、ポケモンwith youの協力を得て、ピカチュウの登場やブースも設置されました。
開会式では、オリンピアンを代表して、福島県出身の佐藤光浩さん(陸上競技)が挨拶。いわき市立泉小学校6年生の中西凛香さんの元気のいい選手宣誓で幕が開けました。
準備体操、記念撮影の後、スポーツプログラムがスタート。7人のオリンピアンをチームリーダーに参加者を5つのチームに分け、手つなぎ鬼、大縄跳び、綱引きを実施しました。
閉会式ではスポーツ用具の贈呈式や表彰式が行われ、上位3チームのリーダーにメダルが授与されました。その後、オリンピアン一人ひとりが挨拶。最後に上村さんが次の開催地、七ヶ浜(宮城)へつなげる「つながる火」を紹介し、「皆とつながった気持ちを火に込めてつなげます」とメッセージを伝えました。
閉会式終了後、子どもたちはオリンピアン、ピカチュウとハイタッチしながら退場。金・銀・銅メダルのチームには、オリンピアンからそれぞれの色のメダルキーホルダーが贈られたほか、参加者全員に記念品が配られました。ハイタッチの後には、サイン会を実施。オリンピアンからTシャツにサインをもらう子どもたちが列をなし、アスリートも声をかけながら、時間いっぱいサインに応じていました。
<オリンピックデー・フェスタinいわき 実施概要>
■実施日 2012年 6月23日(日)
■実施場所 いわき市立総合体育館(福島県いわき市平下荒川字南作100)
■天候 快晴(気温=20.6〜20.1℃)
■実施内容
スポーツプログラム
・手つなぎ鬼【勝利チーム:チームブラック】
・大縄跳び 【勝利チーム:チームブラック】
最高跳躍回数:28回【チームブルー】
・綱引き 【勝利チーム:チームイエロー】
優勝:チームブラック(名良橋晃氏チーム)
2位:チームイエロー(佐藤光浩氏、佐伯美香氏チーム)
3位:チームグリーン(宮下純一氏、上村愛子氏チーム)
■参加者数
のべ人数:597名(参加者数:302名、観覧者数:295名)
※ポケモンブース:323名
■参加アスリート(7名)
佐藤光浩(陸上競技)、宮下純一(水泳・競泳)、名良橋晃(サッカー)、米田功(体操競技)、佐伯美香(ビーチバレー)、上村愛子(スキー・フリースタイル)、本橋麻里(カーリング)
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