日本オリンピック委員会(JOC)は7月27日のロンドンオリンピック開幕まで100日となった18日、味の素ナショナルトレーニングセンターで日本代表選手団応援プロジェクト「1億2500万人の大応援団」の記者発表会を行いました。同プロジェクトでは、7月21日に国立代々木競技場(第一体育館)で行われるロンドンオリンピック日本代表選手団壮行会に、史上初めて一般参加者約6000人を含む1万人が集結して選手団を送り出すほか、一般からの応援ムービーを募集するなど、さまざまな応援企画を展開していきます。
壮行会への参加応募は4月18日〜5月25日、応援ムービーは5月26日〜6月20日、それぞれ同プロジェクトの特設サイト(http://daioen.jp/)などで募集します。
記者発表会には大応援団の団長を務める松岡修造さん、リーダーズの大林素子さんが駆け付け、「大応援を送ろう」と呼び掛けました。松岡さんは「ロンドンで戦う選手たちの大きな力になって、心を1つにすることが今の日本を元気にすると信じている。国民一人ひとりがつながって、選手に今の日本に本気の大応援を届けていきたい」と力強くコメント。大林さんは「過去に3度オリンピックに出場したが、励まされたのは『頑張れ』という声援や日の丸だった。今度は私たちが日本からエールを送りたい。選手たちは必ずロンドンから感動や勇気を送ってくれると思う」とあいさつしました。
また、選手を代表して、内村航平(体操)、吉田沙保里(レスリング)、三宅宏美(ウエイトリフティング)の3選手が登壇。内村選手は「応援がプレッシャーになることはない。いつも以上に期待してもらった方がもっと頑張れる。応援を力に変えて演技したい」と宣言し、三宅選手は「聞こえてくる声援はパワーになる」と大応援を喜びました。
その後、「書道ガールズ」として注目を浴びている埼玉県立松山女子高校の書道部26名による応援パフォーマンスが披露され、「がんばれ!ニッポン!」などと書かれた巨大な書(縦3.5m×横6.5m)が完成しました。
迫力あるパフォーマンスに選手たちも感激した様子で、吉田選手は「鳥肌が立ち、感動して涙が出そうになった。(書かれた文字のとおり)ロンドンでも『諦めない心』で頑張りたい」と語りました。最後は松岡団長が音頭をとり、三三七拍子で締めくくりました。
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