8月10日、入村式に引き続き、オリンピック村の記者会見場では、竹田団長から
イラク代表選手団ティラス・オディシオ団長(事務局長)へ、スポーツ用品の授与
が行われた。
オディシオ団長は、2月に日本で行われた会合の内容の通り、選手の受け入れ、
航空運賃、スポーツ用品などの援助をJOCが全て実行したことに感謝の意を述
べた。
本隊アテネ到着後、初めての日本代表選手団の記者会見には竹田団長、林副団長、
福田総監督、医務担当の増島本部役員、警備担当の河野役員が出席。
竹田団長から、10日現在24競技団体、325名の選手団がアテネ入りしていることが発
表された。またアテネ市内や競技場の設備も無事整い安堵していること、選手たちも
本番に向かって順調に準備中であると報告された。
林副団長は、競技会開始まであと4日となり、トレーニングの現場では選手たちが最
終調整に入り、順調に推移していること。また警備面でも選手が安全に、安心して取
り組めるよう努めていると報告。
福田総監督は、昨日から選手たちは時差調整、試合時間に合わせた練習に入っている。
各競技の状況では、柔道の谷亮子選手のケガはもうあまり気にならない様子、シンク
ロ、バスケット、ソフトボールなども順調。
ただ昼夜の温度差が大きいため、部屋のエアコンの使用に注意を促している。会場を視
察したところでは、柔道の畳は今回からブルーに変わり(前回まではグリーン)、きち
んと敷き詰められていたこと、バレーボール会場はあと少しの工事で完成というところ
までできている。各会場とも素晴らしい仕上がりになったと実感している、とコメント
した。
医務担当の増島本部役員は、1泊目にエアコンの使用方法が分からずに、室温を下げら
れなかった選手が数名いた。昼夜の温度差や室温調整については、選手一人一人に徹底
していると語った。
警備担当の河野本部役員は、選手が安全、安心に試合に取り組めるよう、ギリシャ国と
連携して万全を期していると話した。
CATEGORIES & TAGS