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2004.08.20 オリンピック

【柔道】阿武教子選手、悲願の金メダル!

【柔道】阿武教子選手、悲願の金メダル!
決勝戦残り22秒で1本勝ちを決めた阿武選手
【柔道】阿武教子選手、悲願の金メダル!
苦しい戦いを乗り越えてようやく金メダルを獲得

8月19日、柔道の6日目、女子78キロ級の試合が行われ、阿武教子選手が3度目のオリンピック出場で遂に金メダルを手にした。
アトランタ大会、シドニー大会と同階級で出場し、ともに1回戦敗退で涙をのんだ阿武選手は、初戦でベネズエラのピント選手と対戦。2分30秒過ぎに一本背負いで有効ポイントを取ると、そのまま崩れけさ固めで抑え込み一本勝ちし、初戦を突破した。準々決勝では、長身のイタリアのモリコ選手と対戦し、両者技が出ず双方に指導が与えられた後、小内巻き込みで効果を取る。その後も攻め続け、相手に2度の指導が与えられ、そのまま優勢勝ちとなった。
準決勝では、シドニー大会銀メダルのフランスのルブラン選手と対戦。ともにポイントを取れず、延長戦に。延長時間の5分がそろそろ終了するという残り19秒、阿武選手の大内刈りが有効となり、優勢勝ち。
決勝戦は、中国の劉霞選手との一戦。この試合も相手に技が出ず指導が与えられるなど、常に阿武選手ペースの展開だが、決定的な技が出ないまま残り22秒、相手の懐に飛び込み、袖釣り込み腰で一本勝ち。世界選手権の覇者が手にすることができなかったオリンピックの勝利を、一気に金色のメダルとともに手中にした。

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