フェンシング男子フルーレ個人で、日本人選手として初めてのメダルを獲得した太田雄貴選手が、試合から一夜明けた8月14日午後、JOCジャパンハウスで喜びの記者会見を行った。
太田選手は、銀メダルについて「自分でも本当によく頑張ったと思う。もちろん金メダルの方がいいが、自分のできることは最大限やったと思うので満足している」と、素直に喜びを語った。試合会場については「暗くて観衆が見えないので、試合に集中できる。選手にだけ光が当たるのは気持ちがいい」と話し、「決勝戦は興奮した」と感動を新たにしていた。
今年3月末のプレオリンピック以降、体力面で調子を落としたが、「国立スポーツ科学センター(JISS)のトレーナーにつきっきりで面倒をみてもらった。練習も基本を繰り返し行うことで、筋力アップもできた」と、快挙までの努力を明らかにした。
銀メダル獲得について、「フェンシングという競技の認知が進んだり、ジュニアや子どもといった底辺の競技人口が増えたりするなど、何かが変わることにつながれば」と期待を示し、特別強化に取り組んでくれた日本フェンシング協会に対し、「期待に応えられたことが本当にうれしい」と、最後まで笑顔の会見だった。
写真提供:フォートキシモト
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