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2010.05.11 オリンピック

バンクーバー冬季オリンピックの選手らが文部科学大臣顕彰・表彰式に出席

バンクーバー冬季オリンピックの選手らが文部科学大臣顕彰・表彰式に出席
謝辞を述べた浅田選手(アフロスポーツ)

バンクーバー冬季オリンピックで優秀な成績を収めた選手と、その選手の指導に特に貢献した指導者らに対する、文部科学大臣顕彰・表彰式が5月10日、都内のホテルで行われました。川端達夫文部科学大臣は「皆さんの活躍した姿と勇気は昨日のように鮮烈に残っています。これもたゆまぬ努力と、関係者の支援の賜物でしょう。文部科学省ではスポーツ関係予算227億円を計上し、冬季スポーツの予算も充実させていく考えです。4年後にソチで皆さんが再び感動を与えてくれることを期待しています」とあいさつ。受賞者の代表として浅田真央選手(フィギュアスケート女子シングル銀メダリスト)は、「このような栄誉ある顕彰を賜り光栄に思います。これを励みにさらなる好成績を残せるよう精進して参ります」と謝辞を述べました。

バンクーバー冬季オリンピックの選手らが文部科学大臣顕彰・表彰式に出席
顕彰・表彰を受けた日本代表選手団や川端文部科学大臣(アフロスポーツ)

メダルを獲得した選手に対して贈られる「オリンピック競技大会優秀者顕彰」には、スピードスケートの長島圭一郎選手、小平奈緒選手、田畑真紀選手、穂積雅子選手、加藤条治選手、フィギュアスケートの浅田選手、橋大輔選手の計7名が、顕彰されました。

メダルを獲得した選手の指導に特に貢献した方を顕彰する「スポーツ功労者顕彰」には、スピードスケートの今村俊明監督、高村洋平コーチ、羽田雅樹コーチ、結城匡啓コーチ、フィギュアスケートの長光歌子コーチ、タチアナ・タラソワコーチの6名が選ばれました。

バンクーバー冬季オリンピックの選手らが文部科学大臣顕彰・表彰式に出席
顕彰・表彰を受けた日本代表選手団や川端文部科学省大臣(アフロスポーツ)

また、4位〜8位に入賞した選手32名に対しては、文部科学大臣表彰が贈られました。

顕彰を受けて、長島選手は「すでに練習は始まっています。新たな目標を見つけて取り組みたいです」、加藤選手は「今度のシーズンは後半にピークを持っていくためにスロースタートする予定です」と話しました。また田畑選手は「まだ身体の調子が良く、今まで以上の記録を出せると思えたので現役続行を決めました」と宣言。橋選手は「(オリンピックのメダリストとして)多くの賞を頂いて光栄です。来シーズンに向けて一度休み、2011年に東京で行われる世界選手権での連覇を目指して頑張ります」とコメントしました。

またスキーモーグルで4位と健闘した上村愛子選手は「自分の中でのメダルとか勝つとかの気持ちを強くしないと、もう一度オリンピックを目指すための4年は長いです。気持ちが定まるまでゆっくりしたいです」とまだ去就を決めかねている心の内を語りました。

冬季競技の選手らはオフシーズンに突入。それぞれの進退や来季への目標に向かって、新しいスタートを切った様子でした。

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