日本オリンピック委員会(JOC)は10月2日、北海道の士別市陸上競技場で「2011オリンピックデーラン士別大会」を開催しました。
オリンピックデーランは、6月23日のオリンピックデーを記念し、オリンピックムーブメントの普及・啓発を目指して全世界で行われているオリンピックデーイベントの一つです。日本では、オリンピアン(オリンピック出場経験者)と一般市民がジョギングを中心としたスポーツを一緒に楽しむことを目的として、1987年より毎年全国各地で実施しています。
21回目の開催となった士別大会ですが、あいにくの天候不良により、予定されていたオリンピックデーラン(2.6kmのジョギング、ウォーキング)とスポーツチャレンジ(ストラックアウト、走り幅跳び、走り高跳び)が中止になりました。それでも冷たい雨が降る中、454名の参加者が来場。屋外で実施する予定だった開会式を、急きょ競技場のスタンドで行いました。式のはじめに主催者を代表して士別市教育委員会の安川登志男教育長が挨拶し、続いて来賓、オリンピックふれあいアンバサダー、オリンピアンを紹介。その後、アンバサダーの荻原健司さんが、JOC竹田恒和会長のメッセージを代読しました。
開会式の後は、スタンドでオリンピアンによるトークショーと○×クイズを行いました。スタンドを○エリアと×エリアに分けて、問題ごとに参加者が移動。各オリンピアンはスポーツだけにとどまらない、様々なテーマに関する出題をし、参加者を迷わせました。最後まで残った6名には、アンバサダー、オリンピアン6名のサイン入りTシャツがプレゼントされました。トークショー終了後には、オリンピアンのサイン会を実施。参加者は持参した色紙やプログラム、Tシャツなどにサインをお願いし、同時に記念撮影も行うなどオリンピアンとのふれあいを楽しみました。
また、昨年に続いて前日の1日には、士別市内で地元の小・中学生を対象にスポーツ教室(バレーボール、サッカー)を開催しました。
バレーボール教室は昨年に引き続き、大林素子さんが講師を勤め、熱心な指導に参加中学生も真剣な表情で応えていました。JOCイベント初参加の三浦淳寛さんが指導したサッカー教室では、参加者も終始楽しむ表情が見られ、ともに充実したプログラムになりました。
<2011オリンピックデーラン士別大会 実施概要>
■実施日 2011年10月2日(日)
■実施場所 士別市陸上競技場(北海道士別市南士別町)
■天候 雨(気温=1.3〜12.0℃)
■実施種目
・オリンピアン・トークコーナー
・オリンピアン・サイン会
・スポーツ教室(前日開催):バレーボール教室(士別市総合体育館)、サッカー教室(天塩川サッカー場)
※オリンピックデーラン(2.6kmのジョギング、ウォーキング)、スポーツチャレンジ(ストラックアウト、走り幅跳び、走り高跳び)は雨天中止
■参加者数 のべ507名
オリンピアン・トークコーナー、オリンピアン・サイン会:454名
バレーボール教室:17名(見学に小学生56名、高校生15名に参加)
サッカー教室:36名
■参加オリンピックふれあいアンバサダー
・荻原健司(スキー・ノルディック複合)
・大林素子(バレーボール)
■参加オリンピアン
・桧野真奈美(ボブスレー)
・宮下純一(水泳・競泳)
・鈴木絵美子(水泳・シンクロナイズドスイミング)
・三浦淳寛(サッカー)
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