東日本大震災の被災地支援に向けて編成したJOCの医療チームが28日、岩手県大船渡市に向けて出発しました。
医療チームは、岩手県大船渡市を拠点に、同市や陸前高田市の病院や避難所への往診を行う予定です。
第一陣となる医療チームは、JOC情報・医・科学専門委員会委員の増島篤氏(整形外科)、医学サポート部会長の赤間高雄氏(内科)、同部会員の難波聡氏(産婦人科)の3名のドクター、理学療法士の菅原一博氏、JOCの事務職員2名の計6名で結成。
まずは4日間の行程で医療支援を行うとともに、現地で必要な医療や物資の調査を行い、JOCからの医療支援内容を明確にする。今後、約1ヶ月間にわたり約4日間の交代により、第二陣以降の医療チームを派遣する予定で準備を進めています。
第一陣の医療チームは28日の早朝、出発。味の素ナショナルトレーニングセンターでトレーニングしている約100名の選手、スタッフらが見送りました。増島氏は、「オリンピックやアジア大会で培った医学サポートを生かし、被災した方々に少しでも役立つよう全力で支援したいと思います」とあいさつ。市原則之JOC専務理事は「どういうニーズが現地にあるのか把握してきていただきたいと思います。行政の届かない所をサポートできるよう頑張って下さい」と話し、医療チームを送り出しました。
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