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2021.08.08 オリンピック

【メダリスト会見】空手の荒賀選手「僕の試合を見て何か感じ取ってもらえるものがあったら」

【メダリスト会見】空手の荒賀選手「僕の試合を見て何か感じ取ってもらえるものがあったら」
銅メダルを獲得した心境、喜びを語った荒賀龍太郎選手(写真:アフロスポーツ)

 東京2020大会の空手男子組手75kg超級で銅メダルを獲得した荒賀龍太郎選手が8日、記者会見に出席しメダル獲得から一夜明けた心境を語りました。

■「この舞台に立って挑むことができて良かった」

——メダル獲得から一夜明けての感想をお願いします。

 目標としていた金メダルではなかったですが、メダルをなんとか獲得することができてほっとした気持ちと、この舞台に立たせてくださった方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。

——世界選手権とは異なる階級で難しかったと思いますが、通用した点、難しかった点は? また大会自体の盛り上がりをどう感じましたか?

 自分の得意としていた突き技でポイントをとれたので良かったと思います。準決勝ですが、超級の相手選手に対して、特に蹴り技を多く出してくる相手に対して攻めきることができなかったのが敗因につながったと思います。
 また、この大会を通じて、応援メッセージや感動をありがとうといったメッセージをいただいたので、この舞台に立って挑むことができて良かったなと感じています。

——地元・京都の応援をどのように感じられましたか?

 亀岡市には後援会も作っていただいて、市長をはじめたくさんの方々に応援いただいて、オリンピックに出発する前からお声掛けもいただいて、地元の方からの声は力になりました。

【メダリスト会見】空手の荒賀選手「僕の試合を見て何か感じ取ってもらえるものがあったら」
荒賀龍太郎選手(写真:アフロスポーツ)

■「周りの方々からの頑張ってという一言だけでここまでやってこられた」

——パリオリンピックでは空手競技は行われませんが、今後の競技者としての予定は?

 自分自身に関しては少し休んでから考えようと思います。パリでは採用されないですが、次入ったときは組手で金メダルをとれる選手を育てていけたらいいなと思っています。

——終わってからお父様とやり取りされましたか?

 昨夜に電話をして、応援ありがとうということを伝えました。父からは「よくがんばった、おめでとう。ゆっくり休んで」という言葉をいただきました。

——1年延期となり、気持ちをここまで持ってくるために、どんな努力をされました?

 自分自身が何かするというよりも、周りの方々からの頑張ってという一言だけでここまでやってこられたので、感謝の気持ちでいっぱいです。

——空手が初めてオリンピック競技に採用されました。意義があったという感触は得られましたか?

 SNSのメッセージとかで「今まで空手を見たことなかったけど、初めて見て感動をもらいました。ありがとう」というメッセージいただいたので、それだけでもこの舞台で頑張った意義があると感じました。

——この大会に向けて取り組んだこと、できたことを教えてください。

 この大会に向けて、いつもと違う1つ上の階級と戦わなければいけないということで、自分よりも身長の高い、リーチの長い選手を想定して取り組んできました。特に突き技に自身を持っていたので、そこは自信を持って貫き通そうと思って挑みましたし、予選できちんと決まったので良かったと思います。

——空手を知らない方に知ってもらった一方、空手を習っている全国の方々も見守っていたと思います。荒賀選手の経験をもとに皆さんに伝えたいことは?

 空手をやっている子どもたちからも応援メッセージをもらいましたし、本当は金メダルを掛けている姿をお見せしたかったけれども、それが叶わなくて本当に申し訳ないとい気持ちがあるのと、僕の試合を見て何か感じ取ってもらえるものがあったらいいなと思って最後まで諦めずに戦い続けることができました。

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