ビーチバレーの候補地ボンダイがSOCOG相手に交渉開始

　ビーチバレーボールの会場の候補地に挙がっているボンダイ・ビーチだが、ボンダイのあるウェンブレーの地区委員会は、観光名所でもあるボンダイをオリンピック会場に進呈する替わりに、老朽化するボンダイ・パビリオンをグレードアップするための資金援助を申し出た。

　地区委員会の発表した案によると、競技には広いビーチの大部分と隣接する公園を使い、1万人収容の観客を設ける予定になっている。シティセンターからも車で15〜20分と近く、シティからビーチへの直通国鉄ラインも近くできる予定のボンダイだけに、フェリーを使わなければ行くことのできない他の候補ビーチのマンリーよりも便利。地区委員会はかねてからパビリオン改装の案を持っていたが完成は5年後とされていたため、これが実現すれば、オリンピックを利用して2年早く開発計画を終了できることになる。これに対しSOCOGは、「予算は無限ではないので、あまり多くを要求されても困る」と今のところ決断を渋っている。