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2012.08.13 オリンピック

【閉幕に寄せて】日本代表選手団コメント(5)

ロンドンオリンピック日本代表選手団の今大会の感想や今後に向けた抱負など、閉幕に寄せるコメントを一斉配信します。

■ウエイトリフティング
・三宅宏実選手
 このオリンピックの舞台でメダルを取ることが、この12年間の夢だったので、ようやくその夢を叶えることができて、そしてメダルを手にすることができて、3度目のオリンピックで花を咲かせることができて、うれしい気持ちでいっぱいです。本当にこの大会はいい思い出となりました。

・八木かなえ選手
 初めてのオリンピックはすごく大きな舞台で、とても楽しかったんですが、課題もたくさん見つかりました。この経験を4年後に生かしていきたいです。

■自転車
・別府史之選手
 全力は尽くせたので満足のいく結果です。2回目のオリンピックでしたけど、最後までトップグループにいることができ、着にもからむ結果だったので、北京(途中棄権)の時のリベンジはできました。この4年間の自分の成長を感じました。これからワールドツアーに戻ってまた次のステップを目指します。

・新城幸也選手
 これがレースですけど、脚が余ってるのが悔しいですね。初めてのオリンピックでこの結果でしたけど自分なりの手応えはつかめました。やはりツール・ド・フランスなどこれまで走ってきた経験が今日のレースに活かせたと思います。これでまた経験値が上がったので、さらに上を目指してがんばるだけです。


・萩原麻由子選手
 途中で終わってしまったので何とも言えないですけど、これが今の私の実力だなと思いました。展開云々よりも単に私の力がなかっただけだと思います。(今後については)今は真っ白な状態なので先のことは何も考えられません。

・新田祐大選手
 良い経験になりました。この4年間努力はしてきたのですが、改めて世界との差を痛感しました。悔しいという感情より今のままでは全然ダメだなということを強く思いました。悔いがかなり残っているので、それを晴らすため自分の中ではもう次のオリンピックを目指そうという気持ちがあります。また一からがんばります。

・渡邉一成選手
 悔しさだけが残るオリンピックになりました。緊張が全てですね。いつもの自分じゃありませんでした。原因は分からないけど、やっぱり見えないプレッシャーがあったと思いますし、自分でそれを知らないうちに高めてたのかも知れません。
 今はまだ先のことは考えられません。少し時間が欲しいです。やれることは全てやったつもりですけど、まだまだ足りなかったということだと思います。

・中川誠一郎選手
 レース前は緊張というか、両肩に重りが乗っているような、初めて経験する体の重さを感じました。普段はあまり緊張しない方なのですが、緊張しているのも分からないぐらい緊張していたのかも知れないです。やはり4年に一度のこうしたすごい舞台なんで、他の選手の仕上がり具合が、ワールドカップなんかとは全然違うなということを実感しました。
 オリンピックには出場できるだけで満足と思っていたのですが、やはり負けると悔しいですね。オリンピックを目指そうと思うきっかけを作ってくれた人とか、この3ヵ月練習だけに専念させてもらった環境などにしっかりと感謝して、次のオリンピックのことはまだ考えられませんが、まだ世界の舞台では戦えると思うので、それを目標に進んでいきたいと思います。

・前田佳代乃選手
 初めてのオリンピックは、今の自分の力の通知表を渡されたような感じです。次は絶対もっと良い点をとれるようにしたいです。結果云々の話はできませんが、世界トップの選手とこのオリンピックという舞台で勝負できたことは、絶対次に生きてくる経験だと前向きにとらえています。
 まだこの先(大学卒業後)の進路は決まってませんが、もっと強くなれる環境を求めて力をつけたいと思います。そしてまたこの場所に戻ってきたいです。またこの経験を自分だけのものにせず、帰ったら同じ目的でがんばっているみんなと共有して日本の女子の競技レベルを上げられたらと思います。

・片山梨絵選手
 北京の時は完走できず悔しい思いをしたのですが、今回は完走できて良かったです。この4年間自分に対するいろいろな挑戦ができので楽しかったし、またこれからの人生に絶対生きてくる経験ができたと思っています。
 競技は今年で最後と思いますが、これからは前から考えていた教職の道に進もうと思います。自分が強くなろうと思ってやってきたことは、高校生などが社会に出る前に身につけるべきこととすごく共通点があると思うので、そういう分野で自分の経験を生かすことができればと思います。

■卓球
・丹羽孝希選手
 自分の実力が足りませんでした。これからもっと全体的に力をつけていきたいです。日本を代表してオリンピックに出て、その最後で負けるのは本当に悔しいです。4年後はもちろん出たいですが、今はまだ考えられません。敗戦から学ぶことは多いので、よりいっそう強くなっていけたらと思います。

・石川佳純選手
 2人の先輩に引っ張ってもらって初出場で銀メダルを獲得することができて、目標にしていたメダルが取れて本当にうれしいです。

・福原愛選手
 今回私は3回目のオリンピックでしたが、3度目にしてようやく念願のメダルを手に入れることができて、チームメートの2人には本当に感謝しています。

・平野早矢香選手
 今回は、北京オリンピックが終わってから4年間、このロンドンでのメダルを目標にやってきて、この3人でメダルを取って、表彰台に乗れて本当にすごく感動しましたし、最高の時間を過ごさせてもらいました。

■馬術
・大岩義明選手
 馬場馬術で首位に立ったことは、自信につながりましたが、クロスカントリーで落馬失権したことは悔しいです。あらゆる状況を想定し、対応できる準備をしておかなければなりませんでした。
 今後の競技活動については未定ですが、選手を続けるなら、今回うまくいった部分と悪かった部分をしっかりと踏まえてトレーニングや競技に生かしたいです。

・佐藤賢希選手
 僧侶でオリンピックライダーというのが目標だったので、その目標は一応達成することができましたが、クロスカントリーで失権してしまいとても残念です。このクラスは小さなミスが大きなミスにつながることを改めて感じました。しかし、成績だけではなく色々なことを学ぶことができたと思います。
 今後どのような形で活動を続けていくのかはまだ決まっていませんが、競技においてだけではなく、今回の経験を僧侶としてやこれからの人生に生かしていけるよう、自分自身もっと学ばなければならないと考えています。

・根岸淳選手
 2年前の世界選手権ではクロスカントリーで失権してしまい、非常に悔しい思いをしたので、今回は完走できて良かったです。クロスカントリーについてはかなり良い手応えを得ることができましたが、最終日の障害馬術では自分のミスで減点を負ってしまったのでそれがとても残念です。
 今後の競技活動については未定ですが、今大会を目指して昨年7月に拠点をイギリスに移してからの1年、そして今大会ではこれまでにない経験をすることができました。馬の調整方法等の日常的なトレーニングにも生かせることがたくさんありますし、競技においては対応の幅が広がったと思います。

・弓良隆行選手
 クロスカントリーで失権したことは悔しいですが、その箇所まではこれまでで一番良い走行ができたと思います。結果は結果として受け止めていますが、このレベルで戦っていく手応えも感じました。
 今後の競技生活については未定ですが、続けることになれば、今回と同じミスは二度としないと思いますし、経験を積むことで、予想外のケースにも対応する技術が身につくと思います。

・田中利幸選手
 昨年の秋にオリンピックを目指してイギリスに拠点を移し、今年に入ってからクオリファイのための競技に参加してきました。1つも取りこぼしができない競技スケジュールでしたがすべてクリアすることができ、今大会に参加することができました。馬場馬術は3日間を完走することはできましたが、クロスカントリーではクリアできて当然の障害でミス(拒止)をしてしまったことが悔しいです。
 今後の競技活動については未定ですが、次のチャンスがあれば今回失敗したところは次は同じことがないようにしっかり準備はしておきたいと思います。またここで得たことを、勤務しているクラブの会員さんやジュニア世代に伝えていきたいと思います。

・法華津寛選手
 馬の状態は良かったのですが、演技中に3ヵ所ミスがあり、第2次予選に進めなかったのは残念でした。(今後については)先進国の選手と互角に勝負していくには、コンスタントに競技に出場して存在を認識してもらうことが必要だと考え、それを実践してきました。今後の私自身の競技生活については未定ですが、ヨーロッパを拠点に活動を継続する選手が出てきてくれることを期待しています。

・杉谷泰造選手
 入賞を目指していたので、ファイナルのラウンドBに進むことができなくて非常に悔しいです。予想外の箇所で(馬が)1拒止がありました。その後はそこでロスしたタイムを取り返すためにリスクを覚悟で最短のコース取りをしてスピードを出した結果、2落下してしまいました。まだ学ばなければならないことがたくさんあることを実感しています。 5回目の出場になりますが、毎回違う馬に騎乗しての参加ということもあって、いつも新たな気持ちで臨んでいます。自分にとってオリンピックは4年に一度のテストのようなものです。今回はまったく満足のいく内容ではなかったので、更に経験を積み、まずはリオデジャネイロ大会の出場権を獲得し、今回以上の成績を出したいです。

・武田麗子選手
 オリンピックに向けて馬のコンディションを第一に考えながら、自身の体幹トレーニング等も含め準備をしてきました。集中して本番に臨めたと思いますが、走行中に一つミスをしたことを引きずってしまい、後半で立て直す事が出来ませんでした。コースや世界のトップレベルの選手の走行を見て、そこまで到達するのは本当に大変なことだと実感しました。
 世界の壁の厚さを感じた大会でしたが、また新たな課題も見つかりました。まずは2年後の世界選手権そして4年後のリオに向けて、コンスタントに競技に出て、経験を積み、どのような状況にも対応できる力を養いたいです。

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