【北京共同】日本が2連覇を逃した15日のスピードスケート女子団体追い抜きで、金メダルを目前に転倒した高木菜那の横には妹の高木美帆の寄り添う姿があった。家族であり仲間であり、ライバルでもある2人。大一番で痛恨の銀メダルに終わったつらさを分かち合った。
最終盤で転んでしまった決勝の直後。膝に手を付きうなだれる姉の背中を、高木美がぽんぽんと軽くたたいた。何を言っていいかは浮かばず「そばに行くことしかできなかった」。自身もショックを受けていたが「こういう状況だからこそ、私がしっかりしなきゃ」と、氷上から観客席の関係者らにお辞儀を繰り返した。
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