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2022.02.08 オリンピック

【メダリスト会見】スキー・ジャンプ男子ノーマルヒルの小林陵侑選手「またジャンプ界が盛り上がれば」

【メダリスト会見】スキー・ジャンプ男子ノーマルヒルの小林陵侑選手「またジャンプ界が盛り上がれば」
メダル獲得の心境を語る小林陵侑選手(写真:アフロスポーツ)
【メダリスト会見】スキー・ジャンプ男子ノーマルヒルの小林陵侑選手「またジャンプ界が盛り上がれば」
決勝で合計275.0点をマーク(写真:フォート・キシモト)

 北京2022冬季大会のスキー・ジャンプ男子ノーマルヒルで金メダルを獲得した小林陵侑選手が8日、記者会見に出席し、メダル獲得の心境を語りました。

■「自分の最高のパフォーマンスを出すことに集中」

――メダル獲得の感想をお願いします。

 念願の金メダルを獲得することができました。まだまだ競技が続きますので頑張りたいと思います。

――金メダルをとった実感はありますか?

 メダルがまだ手元にないので何とも言えないですが、応援してくれている人が喜んでくれている反響をみると、すごく嬉しいですね。

――混合団体で自分がやらなきゃいけない、という思いはありましたか?

 自分がという責任感はあまりなくて、僕もみんなもお互いを信頼し合っていたので、自分ができる最高のパフォーマンスを個々にという感じだったと思います。

――ラージヒルで金メダルを獲得すると個人2冠ということになりますが、ラージヒルにもしっかり対応できる自信はありますか? また、2冠への挑戦権を得た心境を教えてください。

 対応できる自信はあります。まだ台を飛んでいないですが、ラージヒルに向けては“楽しみ”という言葉しか出てこないです。遠くに飛ぶのが楽しくてやっているのでラージヒルの方が好きですね。

――これまでもW杯やジャンプ週間での総合優勝など数々の栄冠を手にしてきたと思いますが、オリンピックの金メダルという反響の大きさを感じますか?

 やはりスポーツの祭典ということで、反響はすごく大きかったです。SNSで結構メッセージをもらったのですが、まだ全然返せていないです(笑)。あと驚いたこととしては、小島瑠璃子さんがSNSで応援してくれていたのが嬉しかったです。

――W杯で勝ち続ける難しさと、4年に1度のオリンピックをピンポイントで勝つことの難しさはそれぞれどのように感じていますか?

 W杯で勝ち続けるには、絶対的に上手いということが必要になってくるので、10年間トップで戦い続けている選手などはすごいなと思います。道具が変わったとしても対応してついていけているので、対応力が大事だと思います。オリンピックでは、その日調子がいい人や風が当たった人などの条件もありますし、まず50人の中で一番上手にきれいに飛んで1位になるということが難しいと思います。

――風が難しい台でも小林選手は物ともせず飛んでいた印象ですが、意識していることはありますか?

 ノーマルヒルの日に関しては意外と風が落ち着いた条件でしたが、基本的にいつも風は気にせず、自分の最高のパフォーマンスを出すことに集中しています。

【メダリスト会見】スキー・ジャンプ男子ノーマルヒルの小林陵侑選手「またジャンプ界が盛り上がれば」
金メダルを獲得し喜ぶ小林陵侑選手(写真:AP/アフロ)

■「ラージヒルでもメダル獲得を」

――(所属先の監督兼選手である)葛西紀明選手には金メダルを掛けてあげますか?また、どんなお話をしましたか?

はい、掛けてあげます(笑)。葛西さんも取材をする立場なのであまりラフに話せていないですね。


――今回金メダルをとったことで、ジャンプ界がどう変わってほしいですか?

 今はまだ難しいかもしれないですが、たくさんの人が試合を見に来てくれて、たくさん子どもが飛んでいる姿を見たいなと思います。

――海外の試合にも出場し始めた高校生のころ、今の姿は想像していましたか?

 今の姿はあまり考えていなかったと思います。

――男子ノーマルヒル個人で日本にとっては50年ぶりの金メダルとなりましたが、この歴史的快挙は小林選手にとってどんな意味がありますか?

今回の金メダルで、これからまたジャンプ界が盛り上がっていけばよいかなと思います。

――次の目標は何でしょうか?

 まだラージヒルが残っているので、そこでもメダルを獲得できればと思います。

――ジャンプ競技を始めたきっかけは、兄の小林潤志郎選手の存在が大きかったと思いますが、改めて兄の存在をどう思っているのか教えてください。

 難しいですね。家族です(笑)。僕がジャンプを始めたきっかけなので、大きな存在だと思います。

――様々なタイトルを獲得してきましたが、これからどんなジャンパーになっていきたいと思いますか?

まだ、世界選手権も優勝していないですし、まだまだ飛んでいないジャンプ台もたくさんあると思うので楽しみです。

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