女子柔道70kg級で、アテネオリンピックに続いて金メダルに輝いた上野雅恵選手に、8月14日午後、JOCジャパンハウス1階のメイン会場で、福田富昭日本代表選手団団長から団長賞が贈られた。会場に詰めかけた報道陣や関係者、一般来場者に拍手で迎えられた上野選手は、福田団長から「おめでとう」と声をかけられると、はにかんだような笑顔を見せ、その後、記者会見に臨んだ。
上野選手は、「一戦一戦、集中して戦おうと思い、悔いのない試合ができた」と、勝因を分析。「昨日は金メダルの実感がなかったが、お祝いのメールや、直接声をかけられたりして、今日になって実感がわいてきた」とうれしそうだった。
アテネオリンピックからの道のりについては、「一度はやめようと思ったが、アテネオリンピックの翌年に行われた世界選手権の初戦で負け、自分らしい柔道ができなかったので、もう一度頂点を目指すことを決めた。途中、ケガで結果を出せなかったり、昨年は世界選手権の代表からもれたりとつらいこともあったが、会社や周囲の人の励ましでここまでこれた」と語り、「周囲のサポートに金メダルで恩返しができた」と喜んでいた。
また、同じ会社に所属する女子マラソンの土佐礼子選手に「粘りのある走りをしてほしい。17日は一生懸命応援します」とエールを送った。なお、予定されていた記念の植樹は、悪天候のため延期された。
写真提供:フォートキシモト
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