8月9日夕刻、オリンピック選手村の記者会見場でクレー射撃の会見が行われ、寺西
寛監督とダブルトラップの井上恵選手とトラップの竹葉多重子選手が出席した。
寺西監督は、前回のシドニー大会ではいろいろな意味で選手が集中できず失敗だった。
アテネ大会では前回の失敗を繰り返すことのないように臨みたい。
井上選手は「狙う」ということを重点的に強化してきた。その結果、1月に行われた
世界選手権で優勝、2月のアジア選手権では世界レベルの得点で優勝できている。
竹葉選手は4月のプレオリンピックの結果により、半ば諦めていたアテネ大会出場が
実現した。徹底した強化策として、テンポを早めた射撃に重点をおき練習
してきた。
射撃というスポーツは、精神集中に体力を要するスポーツのため、より集中力を高め
るために、毎日継続してできる射撃以外のことをするように指導している。
現在の選手のコンディションは最高としか言いようのない状態に仕上がっている。
2人には「すべて最後に狙いをつけろ(本番に照準を合わせる)と常に指導している」、
と話した。
井上選手は「射撃の競技場は、今年4月に来た時より随分改善されて撃ちやすくなっ
ていた。悔いのない射撃ができれば結果はついてくると思っている」
竹葉選手は「アクシデントは何時起きるか判らないので、いつでも対応できるよう
準備をしたい。シドニー大会の苦い経験で、結果が出せなくては意味がないことを痛感
している。(前コーチが体調を崩したため)新しいコーチとの二人三脚で本格的な
強化を開始。本番当日が私自身も楽しみ」
とそれぞれコメントした。
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