8月20日、柔道最終日、女子78キロ超級の試合が行われ、塚田真希選手がこの階級では初めての金メダルを手にした。
塚田選手は2回戦から登場。オーストラリアのマローン選手を相手に、開始わずか21秒、小外刈りで一本勝ち。次の準々決勝でも勢いは続き、ウクライナのプロコフィエワ選手に対し、まず効果を取り、体落としで有効からそのまま横四方固めで抑え込み、一本勝ち。準決勝へ順当に勝ち進んだ。
準決勝の相手はロシアのドングザシビリ選手。開始から常に塚田のペースで試合が進み、相手を揺さぶる。スタミナがなくなり技の出ない相手に2度の指導が与えられたあと、隅落としからすかさず横四方固めをかけ、合わせ技で見事に一本勝ち。日本女子としては初めての決勝進出となった。
決勝戦は、無差別級で2度のチャンピオンに輝いた実績のあるベテラン、キューバのベルトラン選手と対戦。開始1分過ぎ、大外巻き込みで技ありを取られてそのまま抑え込まれ、万事休すと思われたが、それを返してさらに後ろけさ固めで抑え込み、大逆転の一本勝ち。うれしい金メダル獲得となった。
これで女子は7階級中5階級で金、1階級で銀メダルを獲得するという、大躍進の結果となった。
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