「スポーツと環境の関わり方」をテーマにパネルディスカッション(写真:アフロスポーツ)とで選手からはやる気に繋がったと聞いています。地味な活動の積み重ねですが、実際に自分たちが食べる魚や塩にも跳ね返ってくることですので、他人事ではなく自分事として皆で切磋琢磨し、普通になるように変えていけたら嬉しいなと思います」と、環境問題への積極的な取り組みを呼びかけた。 次に、冬季産業再生機構の皆川賢太郎代表理事が雪資源確保に向けた取り組みについて事例紹介を行った。まず始めに、日本のスキー、スノーボードの競技人口が2000年から一気に減少傾向となっていることを説明。産業としての衰退により、選手たちの競技環境も無くなってきている中、産業の発展に加えJOCアスリート委員会とともに環境問題の対策を一緒に行っていることを紹介し、活動を見える化させること、ロールモデルを作っていくことに注力していることが明かされた。そして、「活動とトライを掛け合わせてロールモデルを作っていくことがアスリート、OB、OGにできることだと思います。全体で束になって社会に対してスポーツができる価値を見出して貢献できたらと思います」と語り、事例紹介のプログラムは終了。 次に、「スポーツと環境の関わり方」をテーマにパネルディスカッションが行われた。大津克哉部会員がモデレーターを務め、基調講演で登壇した永井業務執行理事と皆川代表理事に加えてオリンピアンの近江谷杏菜選手(カーリング)と小口貴久JOCアスリート委員(リュージュ)がゲストとして参加。オリンピックや競技活動を通しての経験談を交えながら議論を深めた。 まず昨今の温暖化による影響や、競技施設が環境へ与える影響などが議論され、環境問題を意識するきっかけについて近江谷選手は「世界各地を訪れて、8■パネルディスカッション:「スポーツと環境の関わり方」
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