会場内の清掃活動2 競技会実施前に環境点検を主管団体と共同して実施し「来た時よりも美しく」を実践した。3 危険個所回避、瑕疵については排除し、会場設営に着手した。4 水質については事前の公認検査の項目に照らし、汚濁・悪化防止に配慮した。5 監督会議、開会式において必ず環境保全についてその重要性を発信した。6 原則、ごみは持ち帰りとし、やむを得ず会場処理する場合は自治体や宿泊業者とタイアップし処理体制を整備した。7 会場内のゴミ拾い等は大会日程に合わせて一斉に実施した。8 会場内放送で定期的に環境保全・美化推進を実施し、会場内にポスターを掲示し啓発した。スラローム会場においては横断幕、のぼり、ブルゾン、トング、軍手などを準備しクリーンウォーター活動の取り組みも実践した。●ジャパンカップ第2戦 岡山大会会期:2022年5月15日(日)会場:岡山県岡山市北区JAPAN CANOE FEDERATION1.実施概要 本連盟では本年度コロナウイルス感染が落ち着きを見せているが、同様に対策状況下で感染対策を実施しながら、環境保全並びに大会会場の美化推進活動を行う趣旨の重要性の観点に基づき、とりわけ水辺環境について「クリーンウォーター活動」を継続的に実施し令和4年度においては本連盟加盟団体および協賛企業や関連自治体と協働して展開した。2.令和4年度事業活動 昨年同様コロナ感染防止策を実施しながら、主催競技会における啓発活動及び、清掃活動等を実施した。コロナ禍で本年度はスラローム大会ジャパンカップ5会場の開催であったが、協賛企業とタイアップし観戦来場者を含むすべての参加者に呼びかけイベントとして実施し、またスプリント会場にてポスター掲示や場内放送で「クリーンウォーター活動」の啓発活動を実施した。3.具体的な活動実施内容とその成果主催競技会における実施内容1 コロナウイルス感染対策(入場者全ての検温チェック、マスク、3密回避、換気、手洗い消毒)を実施した。784.全体的な成果と今後の課題・活動方針 カヌー競技を通じて環境保全活動に積極的に取り組み、再生可能なスポーツ環境の実現に注力した。競技会の開催、運営にあたっては「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に基づき、感染防止策の徹底と来場者の安全確保に努め、開催地と連携・協力のもと予定の大会を開催することができた。また、「クリーンウォーター」運動は長年本連盟の重要スローガンであり定着している。カヌー競技場の設置により以前より水辺の環境が整備され、かつ水質が格段に改善され周辺住民に歓迎され公園化されているところも出てきており、カヌー競技場設置が契機となり自然と寄り添うこうした事例を全国にさらに広めたい。 今後の課題は、コロナウイルス感染対策も引き続き行い、感染対策緩和に対応しながら、本連盟傘下ではない一般カヌー愛好者への啓発活動が急務である。レクリエーションとして普及することは大いに歓迎であるが、マナー欠如による環境汚濁については当該地域の加盟団体および自治体と協調して対応したい。(公社)日本カヌー連盟
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