令和4年度 JOCオリンピック・ムーブメント事業専門部会 スポーツ環境保全活動報告書
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③ 温暖化の源である二酸化炭素を減らすため炭酸同化作用(二酸化炭素を吸って酸素③ ソフトボール協会では、みんなで環境保全するため、全国から環境標語を募集し、② そして、地球規模で起こっている問題を考えつつ対策を実行しますが、それは私た ソフトボールと環境についての5分レクチャー原稿 ④ 使い古した用具は放置せず、適切な処理をする。(分別して市の施設で処理など) ① スポーツマンはいつも爽やかなイメージで環境問題とは関係がないと思われるか② ソフトボールをするためには、「きれいな空気」、「試合や練習の後に飲むおいしい水」、「プレーをする汚染されていないグランド」が必要です。また、人間として社 * 環境保全活動は気の長い活動ゆえに生活習慣として実行しましょう。 ソフトボールをする人たち、見る人たちも相等しく地球人として環境保全を推進するこ 別添 ① ソフトボール会場へは、できる限り公共の交通機関か自転車、徒歩で行く。 ② 全てのゴミ(食べ残し、ボトル、ビニール袋等)は、設置されているゴミ箱に分別し③ クラブ、またはチームとして、環境デー、地域の清掃、植樹などの環境活動に参加(5分のレクチャーの機会がある場合は次の話をお願いします) 1 ソフトボールと環境についての理解 (1) ソフトボールを愛する私たちも皆、地球人 もしれませんがそれは幻想です。 会生活をしているものはスポーツマンを含め、皆で環境を考え、空気や水や土を大切に、環境保全を実行する義務があります。 最優秀作に当時山梨県の中学生の佐野満希さんの 「ホームラン 入ったスタンド ゴミはなし!」 が選ばれ、その標語の横断幕を作り全国の大会でフェンスに掲示しています。 ④ ソフトボールがオリンピック種目に入るためには、環境対策が重要な要素の一つ IOC(国際オリンピック委員会)は、オリンピック運動は「スポーツ」「文化」「環境」を三本の柱とすることを定めていて、種目採用の基準にその種目がどのくらい環境対策に配慮しているかが、選定の大きな要素になっています。 (2) 私たちの宇宙船「地球号」の乗組員として環境を大切にする義務がります。 (3) Think Globally, Act Locally(地球規模で考え、身の回りのできることを実行する) ① 環境保全を推進するにあたり大切なことは、まず、地球規模でどのように温暖化や汚染が進み、また、その原因がどこにあるかをしっかり知ることです。 ちの生活の中で少し意識を持てばできる簡単なことです。 2 協力依頼 (1) まず、環境でどのような問題があるかを理解しましょう。 地球規模で温暖化が進み、それが原因で気候が大きく変動し、農業・漁業・多くの産業が大きな打撃を受けています。 (2) 高度な文明によりエネルギー・資源を多く消費し快適な生活を実現している半面、二酸化炭素を多く排出し温暖化など環境問題が起きています。 (3) 私たちがソフトボールをやるうえで実行できること (4)私たちが社会生活の中でできること とが大切です。できればスポーツマンが模範的活動を推進して社会の中で環境保全のリーダーとなるように願っています。 * ソフトボールの講習会などでは、網掛け部分を重点に、お話をしてください。2~3て捨てるか、家に持ち帰る。リサイクルするもの・廃棄するものに分別する。 する。参加が難しければ、そのような活動を率先して推進する。 あるインターハイの会場で、試合後、参加したチームがきれいに会場清掃しただけでなく、皆さんが使用したトイレまできれいに清掃して行ってくれた例もあります。 ① エネルギー資源を節減するために3R(Reduce,Reuse,Recycle)の実行 a 削減(Reduce):まず身の回りで使っているエネルギー、資源を削減することです(例:電機や紙の削減) b 再使用(Reuse):同じものをできるだけ多い回数使うように工夫することです。(例:サイズの問題で着ることの出来なくなったウェアーを使える人に回す) c リサイクル(Recycle):使えなくなったものを上手に分解して素材ごとにリサイクルし再び資源として使用することです。(例:ペットボトル→繊維) を放出する作用)をする樹木を増やす手伝いをしましょう。 分で対応できると思います ジを入れる。Japan Softball Association1.実施概要 屋外競技であるソフトボールが、地球温暖化等による天候不順や、大気汚染によって実施できなくなる事を危惧し、JOCオリンピック・ムーブメント事業専門部会のスローガンである「来たときよりもキレイに!~スポーツの心、環境と未来へ~」、また(公財)日本ソフトボール協会の環境スローガンである「ホームラン 入ったスタンド ゴミはなし!」を、大会毎にバナー掲示をし、継続的活動を行う。また、各大会のプログラムに、環境に関する標語もしくはメッセージを入れ、より積極的な活動を進める。2.令和4年度事業活動◦ 大会時環境啓発ポスター、バナーの掲示。◦ 各大会のプログラムに環境標語もしくはメッセー663.具体的な活動実施内容とその成果 本協会主催大会にて、環境啓発ポスター、バナー掲示を行い、啓発活動を行った。 また、本協会が主催する各大会のプログラムに環境標語もしくはメッセージを入れ(別添)、啓発活動を行った。4.全体的な成果と今後の課題・活動方針 上記実施概要に示す活動を行い、選手をはじめ多くの関係者及び観客に環境啓発の知識や、理解を得る活動を引き続き行う。また、各大会に派遣される本会理事及び役員から監督会議等において、環境啓発活動を依頼するなど積極的な取り組みを行った。また、各種大会を通して持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、より多くの方々がスポーツと環境に対する理解を深めるよう、より積極的に環境啓発活動を展開するように意識して取り組みを行った。(公財)日本ソフトボール協会

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