令和4年度 JOCオリンピック・ムーブメント事業専門部会 スポーツ環境保全活動報告書
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選手派遣○教育本部 ◦ スキー学習旅行へナショナルデモンストレーターを派遣(スキー指導+SDGsに関わるレクチャー)○競技本部   「Snow Action 2023 in富良野」の後援とトップ選手の派遣を行った。このイベントでは、富良野固有の「Bonchi powder」を守るべくSDGsの観点から、世界で活躍するトップアスリートと一緒に「滑る」「遊ぶ」「学ぶ」をテーマに開催し、「学ぶ」ではSDGsトークショー、「滑る」ではトップアスリートによるスペシャルレッスン、「遊ぶ」ではアルペンぴったんこタイムレースを実施し、トークショー(130人)、レッスン(35人)、レース(35人)の参加があった。   またSDGsに関わる各種イベントやスキー学習旅行は、開催規模が小さかったものの、参加者スタッフともに確実な手応えが感じられるイベントだった。○今後の課題及び活動方針   1.で述べたとおり、本連盟は約7万人のスノースポーツ愛好者・競技者会員を有し、会員の活動フィールドのほとんどは冬期の山岳地帯であるため、気候変動や環境問題への関心が高く、スノースポーツが下記の環境負荷をもたらすことを十分に理解している。 1. スノースポーツ活動の実施には温室効果ガス 2. 地球温暖化により雪が減少するとスノースポーツを行うことができなくなり、その地域の経済にも影響すること 3. スキー場やリゾート地の開発に伴い、自然環 4. スキー場やリゾート地では、多くの人の消費活動により廃棄物が増加し、また、スキーやスノーボードの装備や衣服、施設の修理などに伴う廃棄物も増えることの排出を伴うこと境が変化する恐れがあることSki Association of Japan1.実施概要 本連盟は約7万人の登録会員を有する、スノースポーツ愛好者・競技者の統括団体である。本連盟登録会員の活動フィールドのほとんどは冬期の山岳地帯であるため、気候変動や環境問題への関心が高く、環境保全活動の重要性も認識している。 本連盟が冬季スポーツの環境保全に関する啓発活動を行うことは意義深く、今後は本連盟専門委員会(スポーツ環境委員会規程による)主導により、本連盟主催の各種事業を進めていく。2.令和4年度事業活動○総務本部 ◦各種会議のオンライン化 ◦各種会議資料のオンラインストレージ化 ◦会員証の電子化○競技本部 ◦ 「Snow Action 2023 in富良野」の後援とトップ3.具体的な活動実施内容とその成果○総務本部   事務局の取り組みとして、各種会議のオンライン化やオンラインデータストレージ化で、参加者の移動に伴う環境負荷の低減、会議資料等の印刷物削減による紙資源保護に貢献した。また、従来の会員証(紙媒体)の電子化を来シーズン完全実施する体制を整えた。194.全体的な成果と今後の課題・活動方針○成果   各本部とも、各種会議のオンライン化・会議資料のオンラインストレージ化が定着し、会議参加者の移動や会議資料の印刷に伴う環境負荷軽減を、より一層進めることができた。(公財)全日本スキー連盟

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