令和4年度 JOCオリンピック・ムーブメント事業専門部会 スポーツ環境保全活動報告書
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https://www.jfa.jp/about_jfa/plan/JFA_plan2023_2026.pdfと理解促進を図った。また、アスパス!の活動を中心とした社会貢献活動レポートを作成し、活動の概要と成果を広く発信した。  社会貢献活動レポート   https://www.jfa.jp/social_action_programme/〈温室効果ガス算定〉 東京都市大学伊坪徳宏研究室の協力を得て、JFAの組織全体を対象とした温室効果ガスの算定を行い、サッカーにおける各種事業活動や組織運営を通じて排出される温室効果ガスの算定方法の確立に向けた知見を得ることができた。〈オフィスにおける環境負荷軽減の取り組み〉 JFAハウス(2023年6月より移転)と高円宮記念JFA夢フィールドで使用するすべての電力は、2021年8月から、再生可能エネルギーに切り替えた。JFAが使用するのは、太陽光やバイオマス発電などをもとに発電された電力で、環境価値が付与されたRE100対応電力となっている。 名刺、機関誌についてはFSC森林認証紙へと切り替えた。また、機関誌は製本・印刷にかかるCO2排出量をカーボン・オフセットし、排出量を実質的にゼロとしたほか、あらゆる事業で不必要な印刷・輸送・保管の削減を徹底し、オフィスに関連する温室効果ガス排出量の削減を進めている。〈サッカー日本代表戦における取り組み〉 海洋資源保護を目的にadidas社が全世界的に取り組んできたRUN FOR THE OCEANSに2021 年、サッカー日本代表も参画。2022年度は環境省の「海ごみゼロウィーク」にも参加し、高円宮記念JFA夢フィールドのある幕張海浜公園とその周辺の海岸エリアで「アスパス!ビーチクリーン」として実施した。 環境面においては、人権とともに国際社会においても高いレベルで取り組みが求められているという外部環境を踏まえ、気候変動緩和への対応(温室効果ガス削減、資源循環)と緩和(熱中症対策)を中心に具体的なアクションを行っている。の温室効果ガスの算定◦ オフィスにおける環境負荷軽減の取り組み(ペットボトル水平リサイクル推進、再生可能エネルギーへの切り替え、森林認証紙の使用)◦ サッカー日本代表戦における取り組み(海洋資源保護を目的とした「RUN FOR THE OCEANS」への参画ほか)SDGs_report.pdf17Japan Football Association1.実施概要 JFAは、「サッカーを通じて、豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」という理念に基づき、各種社会貢献活動を推進。2020年9月からSDGsへの取り組みを強化するために「SDGs推進プロジェクト」を立ち上げ、2021年度からはこれらの活動の総称を「アスパス!」と呼び、5つの重要課題(環境、人権、健康、教育、地域)を設定し、JFA中期計画2023-26にも盛り込み、戦略的に取り組みを推進している。  JFA中期計画2023-20262.令和4年度事業活動◦ SDGs推進プロジェクト(アスパス!)の実施◦ 東京都市大学との連携による、JFAの組織全体3.具体的な活動実施内容とその成果〈SDGs推進プロジェクト(アスパス!)の実施〉 アスパス!の名称とロゴマークを策定し、重要課題を設定。また、サッカー日本代表戦の会場でアスパス!ブースを展開し、キックターゲットやペットボトルの分別回収などを通じて来場者への情報発信(公財)日本サッカー協会

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