次のテーマは、「スポーツを通じた環境問題の取組み」です。 スポーツを通じた環境問題の取組みには、大きく分けて「①スポーツの会場における環境活動」と「②スポーツを通じた環境啓発活動」の2つの取組みがあります。 まずひとつめの取組みは、「スポーツの会場における環境活動」です。 オリンピック競技大会に象徴されるように、スポーツイベントの巨大化に伴い、イベント自体が及ぼす自然環境への影響は無視できなくなってきました。そのため、自然保護や環境保全に向けた取り組みはもはやスポーツ界も例外ではなく、イベントを主催する競技団体として、環境問題に対して最大限の取組みが求められるようになりました。 具体的な「スポーツの会場における環境活動」の事例としては、スポーツ施設の照明や冷暖房の調整による節電、ゴミの分別などがあります。また、環境貢献活動として、日本テニス協会が行っている中古ボールやラケット等のリユース活動、全日本野球協会が行っている植樹活動、また、日本トライアスロン連合が行っている競技場周辺の清掃活動などがあります。137
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