国際人養成アカデミー(JISLA)
アカデミーのミッション
本アカデミーは、国内スポーツ組織が国際スポーツ組織との関係を強化することへの支援を目的にした、人材の国際力向上を図る人材育成事業である。本事業を通じて、所属する国内スポーツ組織を代表して国際スポーツ組織等の政策決定過程に関与できる人材、国際的な折衝において活躍できる人材、あるいは国際連携・貢献を実践できる人材の育成を目指す。
対象者 |
(1)本会加盟団体から推薦される下記の者 将来、所属団体を代表してIOC、OCA、IF/AF等の国際スポーツ組織における役員や専門委員会委員(審判、競技ルール、医事、コーチング、マーケティング等)、事務局員または国際競技大会のディレクター等に就任し、その団体や組織の政策決定過程に関わることを目指す具体的な計画がある者。あるいはそれを目指して研鑽を積むことができる者。 所属組織の国際化を推進する、あるいは所属組織を代表して国際スポーツ組織における役員や専門委員会委員への就任候補者を、様々に支援する国際担当者。 (2)その他本会が認めた団体から推薦を受けた者 |
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実施形式 | 3日間(金・土・日)の講義及び実習を8週間=合計24日間に渡り開催。 |
実施場所 | 味の素ナショナルトレーニングセンター 他 |
カリキュラム (2023年度)
[A] スポーツリーダーとして持つべき基礎知識(8コマ) |
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スポーツリーダーに不可欠な、スポーツ/スポーツ組織に関する基礎知識を学ぶ ・組織経営、マーケティング ・ジェンダーエクイティ ・SDG’s |
[B] 国際スポーツリーダーして持つべき知見(10コマ) |
国際戦略を立てる上で不可欠な、国際スポーツ/スポーツ組織に関する知見を広げる ・国際スポーツ組織 ・IF、AFにおける選挙 ・国際スポーツ分野におけるキャリア |
[C] グローバルマインドセット(6コマ) |
国際的な交流を持つ上でベースとなる、異文化や多様性を理解・受容するマインドを醸成する ・異文化理解力 ・マナー/プロトコール ・世界の宗教 |
[D] 国際スポーツリーダーの本質的条件となる考え方や意識(16コマ) |
国際スポーツリーダーに必要となる思考法、意識、行動特性、スキルについてアクティブに学ぶ ・論理的思考 ・戦略的思考 ・組織行動とリーダーシップ ・提案の技術 |
[E] 国際コミュニケーション演習(42コマ) |
国際スポーツの現場で必要となるコミュニケーション方法について、英語にてアクティブに学ぶ ・アサーティブコミュニケーション ・プレゼンテーション ・ネゴシエーション *基礎的な英語力を向上させるための講座は提供していない |
[F] アセスメント(修了試験) |
講義への参加姿勢、受講レポート、講義に関連する課題を評価すると共に口頭試問を実施する。Eの講義は授業全体を通して評価し、英文レポート点等を加える。それらの合計点にて修了判定を行う。 |
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オリンピック招致を想定したFinal Projectプレゼンテーション
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アカデミー修了者による講義
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「戦略的思考」のグループ演習
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国際コミュニケーション実習
参加状況
アカデミー受講者数 (2023年度終了時点)
開催年度 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 合計 |
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新規受講者数(人) | 20 | 21 | 20 | 27 | 27 | 42 | 25 | 43 | 36 | 33 | 20 | 28 | 24 | 73団体 368人 |
参考情報
修了生/受講生の国際スポーツ組織ポスト獲得状況(累計)
平成23年度の開講以降すべての受講者が獲得した国際スポーツ組織(IF/AF等)のポスト、及びアカデミー受講者が受講開始時にすでに獲得済みであったポストを累計すると下記のとおりであった。(2024年1月時点)
獲得ポスト数(累計) | |||
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カテゴリー | IF | AF | その他国際組織 |
理事会役員(会長、副会長、専務理事、理事等) | 10 | 9 | 1 |
専門委員会委員 | 54 | 42 | 4 |
主催大会の大会役員(技術役員、審判、組織委員会委員等) | 43 | 5 | 6 |
事務局スタッフ | 10 | 11 | 27 |