プールから上がると、別れを告げるようにスタート台をぽんぽんとたたいた。競泳ニッポンの主軸として活躍した松田丈志選手(32)=セガサミー=が9日、盛岡市立総合プールで行われた岩手国体の成年男子400メートル自由形を最後に引退。「悔いはない」と晴れやかに、完全燃焼の競技人生に幕を下ろした。
ラストレースで、近年は出場することが少なかった長距離種目を懸命に泳いだ。2008年北京、12年ロンドン五輪の200メートルバタフライ、リオデジャネイロ五輪の800メートルリレーで銅メダルを獲得したベテランは最後も3位。「3番には縁があった」と笑った。(共同)
関連リンク
CATEGORIES & TAGS