来年のリオデジャネイロ五輪出場枠が懸かるレスリングの世界選手権(7日開幕・米ラスベガス)に出場する女子53キロ級の吉田沙保里(ALSOK)らが5日、成田空港から出発した。13連覇を目指す吉田は「とにかく勝てばいい。優勝だけ意識して、無心で戦うことが一番」と強調した。
吉田は五輪でも3連覇中と絶対女王として君臨するが、若手の台頭を警戒。「一番苦しい大会になるかもしれない。自分を信じて頑張りたい」と気合を入れた。10度目の優勝を狙う同58キロ級の伊調馨(ALSOK)は、右肩に痛みがあるというが「悪いなりにうまく調整できた。いつも通り」と自信をのぞかせた。(共同)
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