日本オリンピック委員会(JOC)は11月9日、大分県中津市のダイハツ九州アリーナ、中津総合運動場、三光総合運動公園で「2014オリンピックデーラン中津大会」を開催しました。
オリンピックデーランは、6月23日のオリンピックデーを記念し、オリンピック・ムーブメントの普及・啓発を目指して全世界で行われているオリンピックデーイベントの一つです。日本では、オリンピアン(オリンピック出場経験者)と参加者がジョギングを中心としたさまざまなプログラムを楽しむイベントとして、1987年より全国各地で実施しています。
今年度5回目となったオリンピックデーランの中津大会には、のべ2,647名が参加。当日は朝から雨模様となり残念ながらジョギングが中止になりましたが、オリンピックふれあいアンバサダーの荻原健司さん(スキー・ノルディック複合)、宮下純一さん(水泳・競泳)のほか、若林重喜さん(野球)、佐伯美香さん(バレーボール・ビーチバレー)、永田睦子さん(バスケットボール)、横田真人さん(陸上競技)の計6名のオリンピアンと、トークショーやサイン会、スポーツ教室などで交流しました。
新貝正勝中津市長、内尾伸行中津市体育協会会長のあいさつに続き、開会式で参加オリンピアンがJOC旗を持って入場すると、会場は大いに盛り上がりました。オリンピアン紹介、平岡英介JOC常務理事による竹田恆和JOC会長のメッセージ代読の後、恒例の「ドナルド体操」で体をほぐしました。
荻原さん司会によるトークショーでは、各オリンピアンが自身の競技にちなんだパフォーマンスを披露しながら自己紹介を行い、参加者は興味津々の様子。質問コーナーでは、1992年バルセロナオリンピックで5番打者を務めた若林さんに「どうすれば打球を遠くに飛ばせるか」という質問がぶつけられ、バットを使用した簡単な実技指導も行われました。
質問者にはオリンピアン全員との記念撮影とサイン入り色紙、東京オリンピック50周年記念のボールペンがプレゼントされ、続いて行われた抽選会では中津市が作成したオリジナルデーラン中津タオルが24名の参加者に渡されました。
午後には雨も上がり、野球、陸上、バスケットボールのスポーツ教室を実施。野球教室では特にバッティングについて多くの時間を割き、「正しくないフォームで100本打っても何も変わらない」という若林さんのアドバイスのもと、自分のフォームについて考えながらの練習となりました。
バスケットボール教室では、冒頭に永田さんが基礎の重要性について語り、手首を柔らかくすることを意識しながら基本のドリブルをレクチャー。続いてレイアップシュートの基礎について実践練習を行いました。
横田さんによる陸上教室は「誰でも楽しんでもらえる」ことをコンセプトに、参加者だけでなく観覧に訪れた子どもたちや保護者も一緒になって、幅広い年代によるプログラムとなりました。「楽しんで参加すること」「良い姿勢を意識すること」の2点を約束ごととして、ゲーム形式のウォーミングアップや、ハードルを使った動きの基礎練習などを行い、最後に全員でリレーを実施。小学校1年生、5歳の子と一緒にチームを組んだ横田さんが最後尾から圧巻の走りを見せ、場内を沸かせました。
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