日本テニス協会は7月、2016年リオデジャネイロオリンピックで金メダル獲得を目指し、新しい選手強化プロジェクト「Gプロジェクト」を始動させました。
7月14日には会見を開き、渡邊康二専務理事は「北京オリンピックでロジャー・フェデラーが金メダルを大喜びしたように、テニスプレーヤーにとって世界ランキングを上げること以上にオリンピックメダルの社会的価値が上がっています。
6年後を見据えて、強化担当者を置きその責任の所在も明らかにしながら、チーム一丸となってメダルを目指したいです」とあいさつしました。
プロジェクトでは、年間のうち半年にも及ぶツアーにトレーナーやコーチが帯同しサポートし、また技術面・体力面での向上のために味の素ナショナルトレーニングセンターで定期的に合宿を行います。
第一期生となるのは、森田あゆみ、奈良くるみ、土居美咲、瀬間友里加、不田涼子の5選手のほか7名、計12名で、6年後にピークを迎える世代となる15〜24歳が中心。年間予算は1500万円で、2010年から6年間で1億円を予定しており、「例年の強化費とは別に集めるため、スポンサーを募って支援する体制に持っていきたい」と渡辺専務理事は話しました。
会見後には、7月から味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿をしている選手たちの練習を公開。球筋を読むのが難しいクレーコートでの練習でしたが、息の合ったラリーを展開していました。6年後の金メダルに向かってスタートを切った選手たちに注目です。
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