日本オリンピック委員会(JOC)が行っているトップアスリートの就職支援ナビゲーション「アスナビ」を活用し、スピードスケートの住吉都選手とアイスホッケーの平野由佳選手が「株式会社ローソン」に採用決定したことが、5月14日に開催された「アスナビ支援説明会(主催:経済同友会)」の会場で、同社の新浪剛史代表取締役社長CEOから発表されました。(入社日:2013年6月1日付)
アスナビでの採用は、今回で「13社17名(夏季競技10名、冬季競技7名)」となりました。(詳細は下記、リンク先の「アスナビ」ページを参照)
両選手はこれまで9回開催された「アスナビ支援説明会」のうち、2012年7月の東京ニュービジネス協議会と、2013年3月に北海道帯広市で開催された説明会の2回を通じて、ビデオ登場を含め、参加企業に対して競技や就職への想いをアピールしました。
2選手を採用したローソンは「このたび、JOCから公益社団法人経済同友会を通じて『アスナビ』への協力依頼をいただき、両選手の採用が実現しました。今後は活動資金の支援はもちろん、世界で活躍する選手たちの紹介や活動報告などの発信を行ってまいります。また、『私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。』という企業理念のもと、グループ一丸となってみなさまと共に応援してまいります」とコメントを発表しました。
今回の採用について住吉選手は「2010年に所属していた企業のスケート部が解散となりました。その後、海外遠征が多いため就職活動もままならない状況の中で、アスナビという支援活動を通じて、株式会社ローソンへ入社できることとなりました。お力添えいただいた皆様と採用を決めてくださった株式会社ローソンには、感謝の気持ちでいっぱいです。今後、社会人として競技者として更なる自覚と責任を持ち、より厳しい気持ちで日々を過ごしていけたらと思います。ソチオリンピックでメダルを獲得し、企業のイメージアップなどの貢献をしていけるよう精進したいと思っています」と意欲を語りました。
平野選手は「女子アイスホッケーはプロや企業チームがなく、私もアルバイトを掛け持ちしながら、競技を続けてきました。このたび、株式会社ローソンに採用いただき、本当にうれしく感謝の気持ちでいっぱいです。来年ソチオリンピックが行われますが、今大会は初めて自力で女子アイスホッケーのオリンピック出場権を獲得することができました。これからも笑顔がトレードマークの日本代表(通称:スマイルジャパン)の一員として練習に励み、オリンピックで結果を残したいと思います。入社後はさらに自己鍛錬し、社会人としても日々成長出来るよう努力していきたいと思います」と述べました。
JOCでは今後も一人でも多くの選手と一社でも多くの企業が、双方にとってプラスになる雇用関係を実現出来るよう「アスナビ」を通じた就職支援を行っていきます。
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