日本オリンピック委員会(JOC)が行っているトップアスリートの就職支援ナビゲーションシステム「アスナビ」を活用し、近代五種/黒須成美選手が『東海東京証券株式会社』に採用決定したことが6月1日に発表されました。
アスナビでの採用は、第一三共(株)の古賀淳也選手(水泳・競泳)、キッコーマン(株)の上田春佳選手(水泳・競泳)及び竹下百合子選手(カヌー)、テクマトリックス(株)の下大川綾華選手(フェンシング)、(株)フォーバルの朝日健太郎選手(ビーチバレー)、大林組(株)の家根谷依里選手(スキー・スノーボード)、飛鳥交通(株)の小西ゆかり選手(ライフル射撃)に続き、今回で8人目となりました。
東海東京証券は、「以前より企業の社会的責任(CSR)という観点から、社会貢献活動に力を入れてまいりました。このような背景の中、今回、中部経済同友会を通してJOCからトップアスリートのための就職支援プロジェクトへの協力依頼があり採用が実現しました」と採用の経緯を発表。また、「世界を舞台に挑戦し続ける黒須選手を社員一丸となって応援することによって、社員が刺激を受け、共に切磋琢磨して成長していくことを期待しています」と採用のメリットを述べました。
黒須選手は、既に2010年の近代五種アジア選手権大会(中国・成都)にてロンドンオリンピック出場権を獲得し、同競技において日本人女子として初のオリンピック出場が内定。現在は目前に迫ったオリンピックでのメダル獲得に向けて、海外遠征や強化合宿にて調整しています。
採用決定を受け、黒須選手は「私は近代五種を世間に広めるためにも民間から世界で活躍したいと強く感じていましたが、練習環境の厳しさ、また海外遠征や5種目の用具などの資金繰りが困難な状況でした。この度、アスナビの就職支援活動を通じ、東海東京証券株式会社に入社できる事となりました。夢を実現できる大きな機会を頂いたことに心から感謝申し上げます。今後はメダル獲得に向けてより一層精進していきますとともに、新社会人としてなお一層成長していきたいと思っています」とコメントを発表しました。
JOCでは今後も、一人でも多くの選手と一社でも多くの企業が、双方にとってプラスになる雇用関係を実現できるよう「アスナビ」を通じた就職支援を行っていきます。
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