日本オリンピック委員会(JOC)が行っているトップアスリートの就職支援ナビゲーションシステム「アスナビ」を活用し、スキー・スノーボードの家根谷依里選手が『株式会社大林組』に採用内定されたことが1月27日に発表されました。「アスナビ」による決定は6人目で、入社予定日は2月1日となります。
大林組は、「以前よりスポーツ活動への支援は企業の社会的役割の一端という観点から、世界の頂点を目指す日本人アスリートが安心してスポーツに専念できる環境の提供を模索していました。このような背景の中、今回、関西経済同友会を通してJOCからトップアスリートのための就職支援プロジェクトへの協力依頼があり採用が実現しました」と採用の経緯を発表。また、「心技体を伴った強い競技力で世界を舞台に挑戦し続ける家根谷選手を、全社一丸となって応援することで、社員一人ひとりの一層の連帯感の醸成とスポーツ文化のさらなる発展を期待しています」と採用のメリットを述べました。
家根谷選手は、2005年ワールドカップスペイン大会のパラレル回転で4位入賞して以降、2006年トリノ、2010年バンクーバー冬季オリンピックに2大会連続で出場し、2009年世界選手権韓国大会のパラレル回転では、日本人女子初の6位入賞を果たしました。
大林組への内定が決まった家根谷選手は、「私の競技は海外での練習、試合がほとんどで、遠征費や用具などの資金繰りが困難な状況でしたので、この度大林組に入社させていただき、企業人として働きながら競技活動への支援もいただけることとなり感謝の気持ちでいっぱいです。私は関西出身で、関西からオリンピックに出たいという気持ちが強いので、関西を発祥の地とする企業である大林組の一員として、東京スカイツリーのような世界一の仕事をしている会社の皆さんと共に歩めるというのは大変心強く、かつ大いに刺激になります。私もワールドカップや世界選手権、ソチオリンピックで世界一になれるよう、より一層精進していきたいと思います」とコメントを発表しました。
「アスナビ」は、JOCゴールドプラン委員会/スポーツ将来構想プロジェクトを中心に進めてきた就職支援プロジェクト。JOCは今後も、企業と選手の架け橋となるよう「アスナビ」による支援を行っていきます。
関連リンク
CATEGORIES & TAGS