ソチオリンピックのスキー・ノルディック複合日本代表チームが8日、山間部のプレスセンターで記者会見を行い、ワールドカップ(W杯)ランキング総合2位(8日現在)のエース渡部暁斗選手ら5選手と成田収平監督が試合に向けての意気込みを語りました。
■渡部暁斗選手
3回目のオリンピック(日本代表)に選んでいただいて、すごくうれしく思っています。もちろん金メダルを目指していますが、心の底からこういう風に思えるようになるまで、初めてのオリンピックから8年かかりました。その間にポジティブなこともネガティブなこともたくさん考えてきました。ただ、いろいろ考えても仕方がないので、こういうときは吹っ切れて、思い切って競技に取り組むことが僕にできる唯一のことかなと思います。ベストを尽くして、金メダルを取りにいきたいと思います。そんな覚悟もできたので、期待していてください。
■加藤大平選手
2回目のオリンピックということで、あまり浮き足立たずに、自分の力を発揮できればいいかなと思います。ジャンプはまだ飛んでいないので何とも言えませんが、コンディションはまずまずです。
■永井秀昭選手
初めてのオリンピックになります。自分の力を最大限に出して、悔いのない試合をすることが第一の目標です。そこに向けてしっかりコンディションを調整して、全力でメダルを目指して頑張っていきたいと思います。
■渡部善斗選手
オリンピックは初めての出場で、少し緊張しているというのが正直なところです。ノルディックを知らない人たちに、実際に競技をしているところを見てもらうことは少ないですが、(今回は)皆さんに見てもらえるいい機会だと思うので、良いジャンプや良いクロスカントリーの走りをして、ノルディックを楽しいと思ってもらえるようにしたいです。また、そのためには結果も必要なので、精いっぱい頑張っていきたいと思います。
■湊祐介選手
2回目のオリンピックに選考いただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。自分はクロスカントリーが持ち味だと思っているので、まずは大きいジャンプを飛んでアピールをして、日本チームに貢献するために頑張っていきたいと思います。
■成田収平監督
オリンピック前の最終W杯が1月25、26日にドイツで行われまして、渡部暁斗選手が表彰台に上がりました。その後、オーベストドルフ(ドイツ)とゼーフェルト(オーストリア)でトレーニング合宿を組みました。非常に天候にも恵まれて、良い練習・調整ができたという報告を受けています。現地入りは6日の朝5時ごろに宿に入ったという状況で、体調的にちょっと悩んだ部分もあるのですが、体調不良もなく現在に至っています。昨日、ラウラのスキー場でスキーを履きました。雪や各自の体調をコントロールするには非常に良かったと思います。今のところ、選手にけがも体調不良もないことをお伝えしておきます。
関連リンク
CATEGORIES & TAGS