【ソチリポート】開幕への準備が進むロシア有数のリゾート地
オリンピックパークや選手村があるアドレル地区から30kmほど北西に位置するソチ市の中心部。通りのあちこちに「SOCHI2014」の文字が入ったのぼりや看板が掲げられるなど、街並みはオリンピック一色に染まっています。
各競技会場方面への電車が発着するソチ駅では、中央に大きなオリンピックシンボルが掲げられ、駅構内にあるチケットセンターにはチケットを求める人が連日列を作っています。駅の改札にはセキュリティーゲートが設けられ、乗客は空港と同様のチェックを受ける必要があるほか、警官の姿もあちこちに見られるなど安全対策が厳重に行われている様子がうかがえます。
黒海に面したロシア有数のリゾート地として知られるソチは、海の玄関口となるソチ港周辺に多くのリゾートホテルやレストラン、ショップが立ち並んでいます。街を歩く人たちの中にはボランティアや大会関係者の姿も多数見られ、港近くに設置されたカウントダウン時計では道行く人が代わる代わる記念撮影をしたり、公式グッズショップではいち早く希望の商品を求める客で賑わうなど、徐々に盛り上がりを見せ始めています。
また、このエリアにはメディアセンターやパブリックビューイング会場（ライブサイト）など大会専用の施設も設置。ライブサイトはロシア国内に12カ所あり、競技の生中継のほか、特設ステージではロシア伝統の歌や踊りが披露されるなど、さまざまなイベントが行われる予定です。また、港には収容人数1000人を超える4隻の大型クルーズ船が停泊し、オリンピック期間限定の臨時宿泊施設となります。
6日には開会式に先がけて、フィギュアスケートの団体戦やスキー・フリースタイル女子モーグルの予選などがスタート。4年に1度の祭典を目前に控え、世界中の観戦客を迎える準備は整っています。
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