日本オリンピック委員会(JOC)はソチオリンピック開幕100日前となった10月30日、「ニッポン!コールプロジェクト」を始動しました。このプロジェクトは、ソチオリンピックに向けて日本中から「ニッポン!」という声援を集め、選手に届けることを目的にしています。集めた「ニッポン!」は、形あるものや応援ソングになり、来年1月の壮行会で日本代表選手団へ贈られます。詳細については、本文下の関連リンクより特設サイトをご覧ください。
■モーニング娘。がアンバサダーに就任
また同日、プロジェクトの発足式が羽田空港第1ターミナルビルで開催され、ソチオリンピック日本代表選手団の橋本聖子団長、ソチオリンピック出場権を獲得したアイスホッケー女子日本代表候補の7選手、プロジェクトのアンバサダーとして日本代表選手団公式応援ソングを歌うアイドルグループのモーニング娘。が出席しました。
冒頭、橋本団長は「2012年ロンドンオリンピックで『1億2500万人の大応援団』というプロジェクトを通じて大きな力をいただいた選手たちは、史上最多となる38個のメダルを獲得しました。ソチでも国民の皆さまからそれ以上の大きな声援を日本代表選手団の一人ひとりに贈っていただきたいと思います。選手たちもその声援を力に変えて、勇気と希望と感動を届けられるように頑張ります」とあいさつしました。
1998年長野大会以来の出場権を獲得した女子アイスホッケーで、代表最多出場記録を持つ近藤陽子選手は「私たち選手は応援してくださる皆さんの声援をパワーに変えてプレーします。私は1998年の長野大会に出場しましたが、ソチではこの16年間の経験を生かして、長野のリベンジができるようにがんばります」とオリンピックへの思いを語りました。
続いてモーニング娘。が登場し、プロジェクトのアンバサダーに就任したことを報告。また、日本中から集めた「ニッポン!」コールを使用したソチオリンピック日本代表選手団公式応援ソングを歌うことも発表しました。リーダーの道重さゆみさんは「最初にこの大役を務めると聞いたときは、とても驚き、うれしく思いました。多くの人たちからたくさんの『ニッポン!』コールをいただき、私たちの曲を通じてソチで戦う選手たちを応援します」とプロジェクトへの意気込みを述べました。
■アプリで「ニッポン!」コールを募集
今回のプロジェクトでは、日本中の「ニッポン!」という声援を集めるために、スマートフォン向けの専用アプリを制作。アプリを通じて収集した「ニッポン!」コールを、モーニング娘。が歌う応援ソングに乗せて選手に届けます。
アプリのデモンストレーションを見た足立友里恵選手は「このアプリを通じて日本中の声援が集まると聞いて、ソチで結果を残して、皆さんに恩返しをしたいという思いがより強くなりました」と集まる声援の力に期待を寄せました。久保英恵選手は「このようなイベントで、開幕が近づいているという実感がわきました。今は代表に選ばれるように日々努力しています。これから行われる国際試合で得点を決め、チームが波に乗れるように結果を出していきたいです」と抱負を述べ、鈴木世奈選手は「チームで決めたメダル獲得という目標に向け、日々レベルアップしていきたいです。私はディフェンダーなので、体を張って貪欲に守備ができるようにがんばります」とオリンピックへの思いを新たにしました。
「ニッポン!コールプロジェクト」紹介動画
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